秋の植物でホームパーティーをデコレーション!季節を楽しむ花の飾り方 (1/2)
こんにちは。フローリストの宇野知子です。
少しずつ秋の空気が透き通っていくこの頃、食するものも、秋へのこだわりが深まっていきますね。食べることで秋を感じることが出来る私達日本人の味覚は、本当に優れていると感心します。
今回は、家族やお友達をお招きして、秋の夜長を楽しむホームパーティーの花飾りをご提案させて頂きます。
「花飾り」というように、きっちりアレンジするのではなく、飾り手もゲストも、ふっと気持ちが軽くなるような、簡単な飾り方を考えてみましょう。
この「花飾り」。
工夫次第で、時間をかけずに、簡単に楽しむことができます。
今回は、日本の秋を意識して、和食に合わせた9月の秋の花飾りのヒントになればと思います。
四季は春夏秋冬に分類されていますが、その季節ごとにも、さらに細かく分けて考えてみることで、より一層、季節の移り変わりを楽しむことができます。
9月の今は、秋の始まりを楽しむ季節です。
夏の名残を残しつつ、緑の実になり始めたものを入れることで、秋の始まりを表現することができます。
秋の実のもの、トップバッターともいえる「すだち」。
この実を見ただけでも、秋の風味を想像するほどの代名詞ですね。
すだちは、絞っても、スライスしても、刻んでも、とにかく和食との相性が良く、この季節に味わいたい風味のひとつです。
春先に庭に植えたシソの苗。夏の間にどんどん収穫して食したシソの葉。
気が付けば、シソの花が咲き、実になっている頃です。
食用のシソの実も、秋の味覚です。
直前に摘み、風味を楽しみたいところですが、お料理の準備などで前もって収穫する時は、水に浸けて水あげをしておきましょう。
ゲストのお手もとにご用意する「お手拭き」。
写真のように、そっと花をあしらいます。
ここでのポイントは、水のさがりにくいもので、花粉が付かない花であること。
花持ちが良く、小さく飾れるお花があれば、小分けにして飾ることができます。
写真は、西洋アジサイの「アナベル」です。
夏に白っぽく咲き、8月下旬ごろから、緑色に色を変えます。ドライフラワーにもあり、リースなどにするのにも人気の花材です。
小分けにして、茎の部分にセロファンテープを巻きつけて束ねます。
小分けの束が出来たら、様々なところに飾ることが可能です。
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フローリスト
フラワーコーディネーター
フラワーショップ『La vie en Fleur』経営。
花教室運営に加えて、親子で楽しむ花のある生活を提案、
通信講座を企画し発信しています。
フラワーアート作家としても活動。
手作り雑貨サイト等で販売もしています。
著書
『花育のすすめ』(三省堂)
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