感情線の長い・短いで性格が分かる?手相から「相手の心」を紐解くコツ

執筆者: 寺島みさお 職業:手相学研究家/家族療法カウンセラー/手相講師
はじめに

こんにちは、手相学研究家の寺島みさおです。 

 

人は皆「心」を持っています。

赤ちゃんはその「心」を身振り手振り、そして笑ったり泣いたりして表し、お母さんや周りの人にそのまま伝えようとします。

面白い時は笑い、お腹がすいたら泣いて、分かりやすいですね。

 

しかし大人になるにつれ、環境に順応しつつ、それを抑える術を学ぶ一方で、大部分は言葉に置き換えて表現するようになっていきます。


大泣きすることもあるかもしれませんが、それをぐっとこらえて笑ったりすることもあり、食べたくても「いいえ、お腹が空いていませんから」と言ったり。
今回ご紹介する「感情線」は、表に出ていない「心」を知るのにとても便利な線です。

 

感情線が意味すること

手相占いでは、愛情運を見るときに「感情線」を中心に見ることが多いようです。

例えば「長い人は愛情深い人」「優しい人」などと記述されている手相占いの本もあります。


感情線は、小指の下の方から人差し指の方へ向かって、手のひらを横切るように伸びる線です。
では、本当に感情線を見るだけで、その人の愛情の度合いを測ることが出来るのでしょうか?

 

感情線は「心」を表している

感情線の英語表記は「Heart Line」です。
「Heart」とは、ご存知の通り「心」という意味です。
人の「心」には、愛情だけではなく、色々な想いが詰まっていますね。


暑い情熱や喜び、悲しみ、不安、悩みなどの負の想いもあるでしょう。
それをどの程度、どんな風に表に出すのか、それを知る術が「感情線」なのです。
ですので、表に出ている物が心の全てとは言えないのかもしれませんね。

 

 

感情線が長い人の特徴

感情線が長い人は、とてもお喋りです。

「そうそう、あの人は、よく喋るわ!」


お喋りだけではなく、身振り手振り、喜怒哀楽を表に出すタイプです。

「そうそう、あの人大げさだわ!」


感情線が長くなればなるほど、遠くの方まで心の内を飛ばしたいと思う人なのです。
心にある想いを表に出さないといられないので、ありとあらゆる手段を使って表現していきます。


美味しいものを食べると「美味しい!」と満面の笑みで表現する。
好きな人がいたら「大好き」と思わず言ってしまいます。
もしも感情線が長い人が、無表情で無口にしていたら、そこには何か心の中に原因があるのかもしれません。 

 

感情線が短い人の特徴

感情線が短い人は、口数が少なく、喜怒哀楽を表情にも出さないかもしれません。
だからと言って、心の中に何もないというわけではないのですね。


表現するのが少しだけ苦手なだけなのです。
一緒に食事をしていても、表情を変えずに黙々と箸を休めず食べていたら「美味しいと感じているの?」と疑問に思うかもしれません。

 

しかし、本人はしっかり味覚を持っていて、美味しいか美味しくないかは感じているのです。

そして「美味しい?」と尋ねると、答えてくれますよ。

少しぶっきら棒かもしれませんけれどね。


もし、感情線が短い人が気配りをしていたり、笑顔を振りまいていたり、たくさん喋っていたら、そこにはその人の「努力」があるのです。

 

あの人の心を探る

感情線が長いか短いか、その基準は何かと思われる方も多いかもしれませんね。
一応、基準はあります。

でも、Heart Line が教えてくれている「心」を探るコツは、基準を自分にすることです。


自分の長さと比べて、あの人は短いのか長いのか。
長ければ、自分よりもお喋り。
一方、短ければ自分よりも無口な傾向があります。

 

それでも、忘れないで下さいね。

喋っていなくても「心」ではあなたと同じくらい感じているかもしれないのです。

 

おわりに

周りの人の性格を捉えるのは、その人がどのように喋っているか、どのような態度をとっているか、どんな表情をしているかなど、表に出している姿がバロメーターとなります。


しかしながら、人は「心」の全てを出しているわけではないのです。
また、強がってみせたり、よそよそしく振舞ったり、作り笑いをしたり、大げさなジェスチャーを加えたり、その表現の仕方も様々です。


それでも、感情線の状態を見ると、目には見えない「心」に秘めた想いを、垣間見ることが出来るのですね。
今日ご紹介したような長さだけでも、分かることがたくさんあります。
周りの人の感情線を観察して、心を探ってみてはいかがでしょうか。

見えない姿が見えてくるかもしれませんよ。

 
 コラムニスト情報
寺島みさお
性別:女性  |   現在地:東京都台東区  |   職業:手相学研究家/家族療法カウンセラー/手相講師

東京都台東区台東4-2-4 勝部ビル102
一般社団法人HASTA手相学研究所 代表理事
手相学研究家・家族療法カウンセラー

手相占いの基礎を本格的に習得後、独学で西洋手相学や東洋手相学の原書文献などから、手相学という「哲学」にアプローチし、心理を読む手相、カウンセリングツールとしてのHASTA手相学を確立。
手・指・手のひら・手相など、手をあらゆる部位から分析することで、単なる未来予知ではなく「自分を生きる」指針としての手相活用術を発信している。
一方で、家族療法カウンセラーとして、子育て支援や人財育成事業を展開。赤ちゃん・子ども手相鑑定、親子手相鑑定でお子さんの心と資質を読み取り、親子関係等、人と人との価値観の違いや資質を引き出す事で、コミュニケーションサポートを行っている。

現在は、東京都台東区(大江戸線新御徒町/JR御徒町)を拠点に、カウンセリングの個人セッションをする一方、手のひらの線(手相)のみならず、手の特徴、指の特徴からも人の傾向を読み背中を押すことのできるカウンセラーを養成する手相講座やコミュニケーションアドバイザー、自己実現アドバイザー等の講座を開催している。

ホームページ http://hasta-tesou.com
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