ふんわり綺麗に撮れる、一眼レフカメラの逆光撮影テクニック!露出補正設定を利用した撮り方 (1/2)
こんにちは、写真家の植村耕司です。
今回は、写真を撮る上で必ず出くわす「逆光」の対策です。
風景写真でもポートレートでも、必ず撮影現場で逆光の場面は出てきます。
しかしその逆光こそ、良い作品を撮る近道です。
お子さんや家族の記念写真は、なるばく逆光を避けて顔を明るく撮ることをお勧めします。
どうしても逆光になる場合は、ストロボを強制的に発光させるモードを使って、被写体を明るく撮りましょう。
作品つくりの写真や女性のポートレートなどは、逆光を利用し印象を変えると、感じ良く写ります。
逆光を利用してポートレートなどを撮る場合は、露出補正をしながら撮影し、画面で確認して補正値を決めていきましょう。
プラス側に振れば、逆光でも多少顔は明るく撮れるでしょうし、あえてマイナス側に振り、雰囲気を重視するような撮影も良いと思います。
被写体にレフ板を使い、顔が出るようにするのも一つの方法です。
露出補正の方法は、以前のコラム「一眼レフで人物を綺麗に撮るコツ!モード設定やレンズの選び方など、真似したいプロの撮影テクニック」にも書きましたが、もう一度おさらいをしましょう。
カメラを全自動モード以外に設定します。
ポートレート撮影を中心に話を進めますので、今回は絞り「優先モード(AVなど)」か「マニュアル(Mなど)」を選びます。
ISO感度は200から400程度、上限は800くらいで。
絞りは開放に合わせます。
マニュアルを選んだ方は、シャッター速度を動かし、まずはプラスマイナス0になる所に数値を合わせます。
次に露出補正の仕方です。
カメラの背面にあるダイヤルを使うので、ロックは外して下さい。
次にシャッターボタンに軽く触れ、カメラに露光させます。
そして背面にあるダイヤルをクルクル回すと、ファインダー内とカメラ上部の液晶内のバーにあるカーソルが動くと思います。
それが露出補正です。
ダイヤルを時計回りや反時計回りに動かすと、補正値がプラス側やマイナス側に動くのが分かると思います。
その露出補正を写真に反映させる為に、測光モードも「中央部重点測光」に変更します。
どのメーカーのカメラでも、デフォルトでは「評価測光」というモードになっていると思います。
しかしそのままでは露出補正をしても、画面全体を平均に評価するので、補正値はあまり反映されません。
逆にスポット測光を選んでいると、反映される範囲が小さ過ぎると思います。
露出補正を使うにあたり、最も重要な設定ですのでお忘れなく。
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