アイルランド産の黒ビール、ギネス(GUINNESS)!至高の1杯を味わえる飲み方・コツ (1/2)
アイスランドと間違えられるほどその知名度はささやかたるものですが、アイルランドは世界でもトップの人気を誇る黒ビール・ギネス(GUINNESS)が生まれた国です。
アイルランドは知らないけれど、ギネスは知っているという方もいらっしゃるかもしれません。
今や日本でもパブやバーに留まらず、レストランやカフェにもギネスのボトルやサーバーが置かれ、近年人気が高まっています。
パブの壁面に描かれたギネスのロゴマーク
そんなギネス、実は飲むところで味が変わります。
それはギネスには美味しく飲む秘訣があるからです。
この回では、アイルランド生まれの黒ビール・ギネスを美味しく飲む秘訣について、お話します。
1759年、アーサー・ギネス( Arthur Guinness ) 氏がダブリンのセント・ジェームズゲート( St. James' Gate ) に、広大な敷地面積を誇る当時使用されていなかった醸造所を年45ポンドで9000年契約をした、というのは有名な話です。
ここでギネスを大量製造し、その後アイルランドの移民の歴史を背景に、世界中にギネスが知れ渡るようになったと言われています。
ギネスを美味しく飲む秘訣には、この泡が関係しています。
ケグ処理され、窒素と二酸化炭素の混合ガスが加えられたギネスはとってもクリーミーな泡を作り出します。
細やかで滑らかな膨らみを帯びた泡は美味しいギネスの特徴。
ブクブクとした泡や貧弱な泡など、運ばれて来たグラスの泡を見ただけでそのギネスが美味しいかどうかがわかります。
クリーミーな泡の様子
パブで出されたギネス、すぐに飲んでいませんか?
ギネスは焦らず待つ、そしてゆっくり飲むことが美味しく味わえる秘訣です。
パブで注がれているギネスを見ているとバーマンが2回に分けて注いでいるのが分かります。
45度に傾けられたグラスにゆっくりと注ぎ、8分目で一旦グラスを置きます。
泡が落ち着くのを待ったら、最後注ぎ足しながら細やかな泡を被せます。
直後のグラスから見えるギネスは泡で白く濁った茶色。
グラスの中の泡が変化していくのが見えます。
ギネスの正しい注ぎ方
ギネスが注がれてから待つこと約120秒。
色が黒色に落ち着いたら飲み頃です。
バーマンによっては、飲み頃になってから渡してくれる場合もあります。
ギネスは、日本のラガービールのようにゴクゴクとは飲みません。
ギネスはキンキンに冷えた日本のビールと違って、約8℃くらいが適温とされています。
アイルランド人のおじさんたちを見ていると一口は大きく、そしてゆっくりと飲んでいます。
そしてその一口毎に美味しさを表す泡のリングが残り、飲み干されたグラスを見るとそのギネスが最高だったことも伺い知れるのです。
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