心身を浄化する9日間の菜食週間(ギンジェー)!タイの精進料理から見直す現代ライフスタイル (2/2)
現在、私達が使っている暦では4年毎に閏年があり、2月が1日増えます。
しかし、旧暦では3年に1度、1年が13か月になるのです。
2014年は旧暦の閏年で、9月の後にもう1度9月(閏月)が来るため、ギンジェーが2回になります。
1回目が9月24日〜10月2日、2回目が10月24日〜10月1日。
今年は商機が増えるとあって、食品メーカーも力が入っているように感じます。
ギンジェー料理は、干し椎茸の出汁が効いていたり、醤油味や、豆腐や油揚げなど、日本人にとっては馴染みのある食材が使われています。
実際に食べてみると、意外と美味しい物が多くあります。
また、大豆蛋白を原料にした肉の代用食品は、本物そっくりの食感。
ちょっとした驚きです。
炒めた麺には、キャベツやキクラゲ、キノコ、豆腐などが入っています。
味は日本の焼きそば風。
イカや魚に似せた、コンニャクとキノコで作るシーフード風ヤム。
見た目はシーフードのヤムですが、食べるとやはりコンニャクです。
春巻き、揚げ豆腐、トウモロコシや大根のかき揚げ。
砕いたピーナッツを混ぜた甘いタレで食べると、とても美味しいですよ。
ギンジェー中ではなくても売られています。
ポピュラーなタイ料理、ラープとナムトック。
刻んだ椎茸、タケノコ、豆腐などで肉の食感を再現しています。
肉もナムプラー(魚類が原材料の調味料)も使っていないのに、本物のような驚きの味でした。
パパイヤのサラダであるソムタムも、ナムプラーは使っていません。
日本食ブームだけあって、たこ焼きも登場。
ただし蛸なしです。
胡麻や餡を使った、中国風のお菓子は大人気。
トムヤムやパッタイ、ガパオライス、ソムタム、各種タイカレーなど、タイ料理は日本でも非常にポピュラーになりました。
今回、ご紹介したジェー料理も、独自に進化を遂げたタイ料理と言えるでしょう。
中国大陸にルーツを持ちながら、タイの食と仏教思想がミックスされています。
この時期のタイに滞在される機会がありましたら、ぜひ試してみて下さいね。
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