スマホ・デジカメで月や星を撮ってみよう!綺麗な星空&天体写真の撮り方 (1/2)

執筆者: 宇都 正明 職業:天体観測アドバイザー・星空案内人
はじめに

ひとくちに天体写真といっても、実際には撮影する天体によって、撮り方や機材が変わってきます。
今回は、作例を交えながら、天体写真のジャンルについてお話したいと思います。 

 

星景写真

星景写真という言葉は聞いたことがある方も多いかもしれません。
星空と風景をテーマとした天体写真のことで、人気のある分野です。

木立と冬の第三角 


撮影には、カメラの他、カメラ三脚、必要に応じてレリーズが必要になりますが、望遠鏡などの特殊な道具は必要はなく、手軽に始めることが出来る天体写真です。

撮影は、固定撮影法と呼ばれる方法になりますが、デジタルカメラの進歩のおかげで、高ISO感度設定を用いることによって、星座、天の川、明るい彗星、流れ星など、様々な天体を写すことが出来るようになりました。

コンパクトデジカメによるいて座

こちらはコンパクトデジタルカメラを使って、15秒露出で撮影した例です。
長秒露光が出来るデジタルカメラとカメラ三脚があれば、撮影可能です。
いずれ、撮影方法などは説明したいと思いますので、楽しみにしていて下さい。

 

星野写真

星景写真と同じく、カメラとカメラレンズ(広角~準望遠レンズ)を使って撮影するのですが、星を点に止める為、赤道儀という天体写真独自の装置を使って撮影した写真です。

太陽が東から昇って西に沈んでいくのと同様に、星も東から昇って西に沈んでいきます。

これは地球が自転している為です。

カメラ三脚で星を数分も撮影すると、星が伸びて線上に写るのが分かります。

 


星の軌跡を表現として使うのが星景写真ですが、これでは、より暗い星や星雲を写し撮ることが出来ません。
そこで、地球の自転に合わせて、星を追跡する装置『赤道儀』を用いることになります。

 

天の川と流星 

 

最近では、簡易的で比較的安価な赤道儀も種々出てきています。
また、PENTAXからは、同社の一眼レフカメラ用に、アストロトレーサーと呼ばれる、赤道儀に変わってカメラのセンサを動かして追尾してくれる装置も販売されています。


固定撮影に物足りなくなってきたら、次は星野写真にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。 

 

拡大撮影

望遠鏡を使って、接眼レンズや補正レンズで拡大して撮影する方法です。

月の撮影は、実はそれほど難しくありません。
望遠レンズ単体でも簡単に月の海やクレーターも写すことが出来ます。
また、望遠鏡を目で見る代わりに、コンパクトデジカメやスマートフォンで覗かせて、パチリと撮る方法もあります。

 

スマホGalaxyS2による月の写真 


こんな方法でも、月のクレーターを鮮明に写すことが出来ますので、いずれご紹介したいと思っています。

 
 コラムニスト情報
宇都 正明
性別:男性  |   職業:天体観測アドバイザー・星空案内人

銀河鉄道999や、ボイジャー2号の写真などで、子供の頃から宇宙に興味を持って以来、天文に興味を持ちました。
デジタルカメラのおかげでアマチュアでも、図鑑の様な写真が撮影できる様になり、すっかりとのめり込んでしまいました。
星空の魅力を伝えていければと思って、天体観望会のお手伝いなどもしています。

 

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