税金節約には、まずは所得税の把握から!誰でも分かる所得税額の計算方法(各税の種類・意味も解説)

執筆者: ヨースケ城山 職業:節約アドバイザー
はじめに

節約アドバイザーのヨースケ城山です。

固定費の削減で、皆さんがどう手を付けて良いのか分からないのが税金関係だと思います。

しかし、この税金関係も削減できるのです。

いわゆる節税と言われているものです。これは会社員でも節税できます。

 

所得税の金額の計算方法

節税するに当たって全ての基本は所得税になります。

 

まずは所得税の計算方法などについて解りやすくお伝えしたいと思います。

会社員の皆様もまずは自分の所得税を把握しましょう。

そのことが節税のための第1歩です。

所得税の計算方法
  1. 給与所得金額-給与所得控除-各種控除=課税所得金額
  2. 課税所得金額×累進課税税率=所得税額/年

 

 

給与所得金額

会社員の方は源泉徴収票を年末に会社から貰えると思います。

そこに給与所得金額が載っております。

これは簡単に説明すると手取りの金額ではなく、1年間の総支給額の金額がこの給与所得金額になります。

 

何も引かれない前の金額ですから、金額は多くなります。

ちなみに年収○○○円とはこの金額をさします。

給与所得控除

給与所得控除は、簡単に言うと会社員の必要経費代です。

会社員でも、仕事に関わる諸経費、スーツ代、カバン代など仕事に使うものは経費として認めてあげましょうという制度のことです。

自営業者の方たちと違って経費は一律の金額で控除額が決まっております。

 

国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm

 

この表に当てはめて貰えれば、給与所得控除の金額は分かります。

しかし、さらに簡単な方法もあるのです。

源泉徴収票には給与所得控除後の金額というものが載っています。

 

給与所得金額からこの給与所得控除後の金額を引けば、自身の会社員の必要経費(給与所得控除)の金額が分かります。

各種控除

これは色々な控除があります。


たとえば医療費控除、社会保険料控除、生命保険料控除、寄付金控除、障害者控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除といった所が代表的な部分です。


これはその人の家族構成や健康状態などを税金の徴収に当たり考慮しましょうという制度です。

養う家族が多く、また医療費も多くかかるという家庭にはこの各種控除を多くして、最終的には支払う税金を安くしてあげましょうという、良心的な制度となっております。

 

 

課税所得金額

計算式の基本は「給与所得金額-給与所得控除-各種控除=課税所得金額」となります。

この「課税所得金額」が所得税の計算の基礎となります。

 

つまり「課税所得金額」を下げれば下げるほど節税に繋がります。

ここがキモになります。

この方法は次回以降にお伝えしていきたいと思っております。

累進課税税率

「課税所得金額×累進課税税率=所得税額/年」になります。
これは表があって決まっております。

 

国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm

 

これで自分の毎年支払っている所得税が計算できます。

おわりに

会社から貰った源泉徴収票に記載されている所得税額は、合っているでしょうか?

また年末調整で戻ってきた還付金の金額も、正しい金額でしょうか?


自分の所得税を正しく把握していないと、取られ損をしている可能性があります。
自分のお金を守るためにも、まずは自分の所得税を把握しましょう。

 
 コラムニスト情報
ヨースケ城山
性別:男性  |   職業:節約アドバイザー

社会保険労務士合格者

ファイナンシャルプランナー

住宅ローンアドバイザー

年金アドバイザー

1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。

著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。

ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
2017年 老後資金は49.9歳までに貯め始めなさい!: 私の老後に必要な資金は2164万円です あなたの金額は? 発売
2017年 人生の3大支出「住宅」「教育」「老後」を節約しなさい!お金の裏技3冊セット: この3つを節約すれば他の節約は不要!発売

 

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