大自然に囲まれた北海道「上の湯温泉」の銀婚湯。野天風呂巡り感想レポート (1/2)

執筆者: izumi6688
はじめに

北海道上の湯温泉の銀婚湯を日帰りでだけで楽しむ方は、その価値を10分の1も分からないと断言します。
宿泊者だけに許される野天風呂巡り、これは自然派の方にはたまらない体験です。

 

その数5箇所。

個性的で遊び心にあふれた野天風呂群です。

 

宿の佇まい

 

国道の入口からは宿は見えません。

少し歩いて行くと「普通」に見える宿があります。
しかし、庭の樹林は雑木林になっていて、小さな小川も設えてあります。 

 

歩いて行く野天風呂

 

宿は広大な敷地になっていて、三カ所の野天風呂には吊り橋を渡って行きます。
赤い支柱が印象的です。

吊り橋は細く、少し揺れるところが良いです。

落ちた人はいないはずです。

 

野天風呂まではいずれも数分から10分かかります。
3つの野天風呂があります。

 

トチニの湯

 

「トチニの湯」は宿から歩いて約10分。
歩くことがどうしても嫌いな人は、銀婚湯ではなく、大型ホテルに行った方が良いでしょう。

 

ここはあくまで自然派なのです。
大木をくり抜いた湯船に源泉が注がれます。

周囲は森で、向こうには川が流れています。
貸切のプライベート野天風呂です。

 

 

さらに、湯船がもう一つあります。

こちらは四角で、川に少し近い。
二人で行けば、別々に入っても良いですし、一緒でも構いません。
お二人の仲の良さ、または哲学に応じてお楽しみ下さいね。

 

もみじの湯

 

「もみじの湯」は、大きなもみじの木の下に岩で造られた湯船。
この大木に抱かれている感じがします。

人は自然に抱かれているのだと感じます。

 

どんぐりの湯

 

「どんぐりの湯」、これは湯船が「どんぐり」の形をしているから名付けられました。
眼下に川が流れています。

川に沿った野天風呂がコンセプトなのですね。

 

 
 コラムニスト情報
izumi6688
性別:男性  |  

全国の秘湯を巡り、ブログ「秘湯感動紀行」で紹介しています。日本文化を考える上で温泉は一つの切り口と言えます。感動した秘湯について、何にどのように感動したかという感想を綴ってゆきます。個人的に波長の合う秘湯の紹介です。温泉が日本を代表する文化の一つで、これを日本自身が再発見し、また、グローバルにも評価されてよいと思います。
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