ロウソクの灯りが美しい「All saints' day(諸聖人の日)」から学ぶ、素敵なキャンドルコーディネート (1/2)
10月31日から11月6日の間に位置する土曜日は、スウェーデンでは Alla helgons dag (諸聖人の日、万聖節。All saints' day)と呼ばれるキリスト教の祝日で、死者の魂のために祈る日です。
この日が近くなると、花屋や市場、またお店では、お墓に飾る為のシックな色合いながら、美しく盛られた花やロウソクが売り出されます。
お墓に供えるキャンドルは、数時間は保つ大きなもので、風で吹き消されないようプラスチックの容器に入っている物があります。
日本のお盆のように、御墓参りをしたり、教会に行ったりします。
10月も終わりに近付くと、日照時間が短くなり、日が暮れるのが早いので、墓地一体にきらめくロウソクの灯は幻想的です。
この時期になると、家庭でも室内でキャンドルを灯し始めます。
キャンドルの光は、冬のインテリアの必需品。
用途別に、屋外用、室内用の色々な種類や大きさのキャンドルがあり、30本、50本と大量にまとめ買いもされます。
キャンドル用のスタンドやランタンも豊富です。
北欧の窓辺には、必ず頑丈な飾り棚が設置されていて、ここにキャンドルや小さな電気スタンドなどを置きますが、もちろん外からの視線も意識してのこと 。
暗く寒い中家路を急ぐ者にとって、窓辺の光はとても温かで安らぎを感じられますし、様々な工夫を凝らした窓辺の演出は、目をとても楽しませてくれます。
こちらは、とあるお城で開かれた「灯」をモチーフにしたイベント。
カラフルできらびやかに輝く光ではなく、キャンドルの灯を使った演出が各所に施されていました。
池に浮かぶ光。
フローティングキャンドルは、大きなボールに花などと一緒に浮かべたり、グラスに一つずつ入れて並べたり、色々な工夫が楽しめます。
無造作に並べられた大きな白いキャンドルも、コーディネート次第で優雅で雰囲気のあるものになりますね。
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