中古ピアノ購入時に注意すべき4つの注意点!失敗しない選び方のコツ (1/2)

執筆者: 嶋村 知香 職業:ピアノ調律師・暮らしガイド
はじめに

お得にお安くピアノを購入したいとき選択肢に挙がってくるのが電子ピアノと中古ピアノ。

今日は中古ピアノの選び方について少しお話しをしたいと思います。


 

 

電子ピアノと中古ピアノどっちがいい?

お子さまのピアノレッスンの練習用としてお使いになるのであれば、前回にも申しましたように、上位モデルであっても電子ピアノはあまりおすすめできません。

置く場所や音を出せる環境がおありなら、中古ピアノもご検討ください。

 

 

お子さまの新たなスタートに中古など論外、電子ピアノでも新品をというお考えもあるかと思います。しかし、真新しいピアノより、むしろ音が落ち着き安定感のある場合もありますし、少ない予算で1ランク上のモデルに手が届くこともあります。

 

電子ピアノと違い、使い捨てではなく中古であってもしっかりメンテナンスをして良い環境に置けば、何十年とお使いいただけます。

車もそうかと思いますが、ピアノもしばらく使用しようやく馴染んできます。

ワインもボジョレーなど出来立てはまだ青い感じです。

ピアノも出荷されたその日がピークで後は古びていくだけ、というわけではないのです。

 

粗悪な中古ピアノをつかまないために

ただし、中古ピアノを購入する際には新品を求める以上に注意が必要です。

 

 

ピアノを選ぶ前にまず、信頼のおけるお店を見つけることが良い中古ピアノと出会える大きなポイントになります。
お店によっては弾くに堪えない粗悪なピアノを外観だけピカピカにして売っている場合もあります。

ピアノの調整・修理がしっかりできるピアノ技術者・調律師、専門知識のあるスタッフがいるお店を探すことが鍵となってきます。

 

 

悪い中古ピアノとお店の見分け方の一例

 

内部にホコリが溜まっていないか

 

ピアノの内部を見せて貰ってください。

 

ピアノに詳しくない方でも、ホコリが溜まっていないかどうかは確認できると思います。
行き届いた整備をしているお店で、これから売ろうとしているピアノの中にホコリが溜まっているなど考えられません。
鍵盤の下や下のパネルを開いた底の部分もホコリがたまりやすい箇所ですので、ご確認いただくとよいと思います。

 
 コラムニスト情報
嶋村 知香
性別:女性  |   職業:ピアノ調律師・暮らしガイド

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