11月7日、この日はスウェーデンで、 Kladdkaka（クラッドカーカ）の日。

Kladdkaka（クラッドカーカ）とはスウェーデンのチョコレートケーキで、「ベタベタしたケーキ」という名の通り、外側はカリッと焼き上がっていますが、中は柔らかで粘り気のあるタイプのケーキです。

スウェーデン人が大好きなケーキで、作り方がとても簡単なので家庭でもよく焼かれますが、カフェのメニューにもあり、冷凍品も売られています。
チョコレート風味豊かで、ブラウニーやガトーショコラに似ているともいえますが、チョコレートではなく製菓用ココアを使うので、手軽に作れるのが特徴です。

• 小麦粉　90g
• 砂糖　　約200g
• 製菓用ココア　大さじ3
• バニラシュガー　小さじ1
• 塩　ひとつまみ
• 卵　2個
• バター（またはマーガリン　湯煎で溶かしておく）　100g

バニラシュガーがない場合、入れなくても大丈夫です。
アレルギーや健康上の問題、またバターやマーガリンが品薄で手に入りにくい場合、キャノーラ油（100cc）を代用として使えます。

• 丸いケーキの型、またはパイ皿。

余談ですが、スウェーデンでは、グラムで測るより、このデシリットル（dl）の計量器具を使うことがほとんどで、レシピもdlで記載されています。

1. 材料を全てボウルに入れ、粉っぽくなくなるまで混ぜ、型に流し入れます。
2. 170℃のオーブンで約20〜25分。
3. 表面がカリッとしたら、すぐにオーブンから出してください。オーブンに入れたままだと焼き過ぎて、中が硬くなってしまいます。

上から粉砂糖を振りかけ、泡立てた生クリームを添えていただきます。　

この場合のクリームは、砂糖を入れず甘くしません。

シンプルなケーキなので、ベリーを散らしたり、ナッツを加えたり、好みの風味（モカやオレンジ、リキュールなど）をつけたり、いろいろなアレンジも楽しめます。
オーブンやケーキの型がなくても、もっと簡単に、少量を電子レンジで作ることもできます。

ケーキ型の代わりに使用するのは、耐熱用のマグカップ、またはココット皿など。

• 小麦粉　大さじ4
• 砂糖　大さじ4
• 製菓用ココア　大さじ1
• バニラシュガー　小さじ1
• 卵　1個
• キャノーラ油　大さじ3
• 牛乳　大さじ3

ボウルに粉類を混ぜ入れ、そこに卵、キャノーラ油、牛乳を入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
材料とは別途に、容器の内側にキャノーラ油を塗っておきます。
容器の半分から2／3分目位まで、生地を入れます。

電子レンジで1分程加熱。中身が盛り上がってきたら、充分です。　

温めすぎると硬くなってしまいます。

中身がトロリとしている状態が美味しいです。
中はかなり熱くなっているので、気をつけてください。

カップからスプーンですくって食べても、カップから出しお皿に盛り、飾り付けてもよいでしょう。
少し甘いケーキが欲しいとき、気軽にできるデザートです。