中山道トレインで行く秋の木曽路めぐり。窓から眺めるおすすめ観光スポットツアー
11月に入り、木曽路の秋も深まってまいりました。
両側を山に囲まれた木曽路の秋の景色を満喫するなら、電車の旅がお勧めです。
通常は木曽路を走っているのは特急「しなの」ですが、珍しい電車に乗って木曽路を旅することが出来るのをご存知でしょうか。
今回は急行「中山道トレイン」のご紹介です。
ここ数年、秋の木曽路を楽しむための臨時列車が、名古屋から運転されています。
2010年は急行「木曽路クルーズ号」、その後、快速「宿場町トレイン」、快速「中山道トレイン」と列車名を少しずつ変えながら毎年多くの観光客を楽しませてくれていました。
2013年からは「中山道トレイン」として名古屋~南木曽までだった区間を奈良井まで延長し快速列車から急行列車となりました。
今年2014年も「中山道トレイン」として秋の木曽路を運行しています。
昨年より運行日数は少なくなってしまいましたが、多くの方が乗車を楽しみに木曽路を訪れています。
車内では乗車記念証のプレゼントや木曽路のPR隊によりおもてなし、記念撮影用の専用ボードでの記念写真が撮ることができたりと盛りだくさんのイベントが企画されています。
車窓から眺める木曽路の素晴らしい景観と、「在来線の新幹線」と謳われた珍しい371系の電車を満喫する絶好の機会です。
今年は2014年11月1日~9日までの土日祝限定運行となります。
青と白の美しい新幹線カラーの電車と紅葉の木曽路との珍しいツーショットは一見の価値ありです。
きっと数多くの鉄道ファンのみなさんを魅了してくれることでしょう。
2階建て車両の2階のグリーン車でゆったり爽快な電車旅を楽しむもよし、珍しい電車の姿を線路沿いから眺めに行くのもまたよし。
木曽路の山々の紅葉も、みなさまのお越しを楽しみに待っているはずです。
「中山道トレイン」として木曽路を走行する列車は、かつて急行「あさぎり」として東海道で活躍していた371系。
ソフトでスタイリッシュにをテーマに製造されたモデルです。
2階建て車両を2両連結し、流線型の先頭形状と沿線の景色を楽しめる大型の窓も特徴です。
新幹線を彷彿されるフォルムとカラーはグッドデザイン商品にも認定されました。
2012年のダイヤ改正で「あさぎり」の運用から離れ、それ以後は各地の臨時列車として活躍。先日、371系の今年の11月いっぱいでの引退が決まったことで今回の「中山道トレイン」も多くの鉄道ファンから注目されています。
371系は、引退前の勇姿を木曽路で見せてくれることでしょう。
浦島太郎伝説が残るといわれている景勝地。
周辺とは明らかに違う珍しい形の岩が一帯に並びます。
木曽川の水流によって、花崗岩が浸食されてできた自然地形です。
1923年(大正12年)に国の名勝に指定されました。
綺麗なエメラルドグリーンの水は電車からも美しく見ることができます。
中山道トレインの通る中央線沿いは多くの宿場町が存在します。
妻籠宿、馬篭宿、福島宿、奈良井宿を始め、11の宿場町が残っています。
昔ながらの街並みを残す宿場町は、一歩足を踏み入れるとまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
時間の流れもゆっくり流れているかのような不思議な雰囲気を味わえます。
中山道トレインで、宿場町めぐりを楽しむのはいかがでしょうか。
秋しか乗る事の出来ない期間限定の「中山道トレイン」。
しかも今季で引退となる371系と木曽路のコラボレーションは、もう見ることのできない貴重なものとなりそうです。
鉄道ファンのみなさんも、そうでない皆さんも、この秋は371系トレインのラストランを観にいらっしゃいませんか?
|
|
|
|