週末ウォーキングでポジティブダイエット!効果・時間・消費カロリーなど痩せるコツまとめ
こんにちは、管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。
空気の綺麗な時、気持ちの良いときや元気な時は、胸を張って真っ直ぐ前を向いて歩くのに、失敗した時や疲れたと思わずつぶやいてしまうようなときには、うつむき加減でとぼとぼ歩く。
気分で歩き方が変わるということを、経験したことがある方は多いかと思います。
その逆発想、歩き方で気持ちの持ちようが変わるかということは、今まで論じられることはありませんでした。
そんな中、カナダのクイーンズ大学で「歩き方で気持ちが変わるのか」という実験が、世界で初めて行われました。
実験は次の通りです。
被験者は、肯定的な言葉と否定的な言葉を見せられます。
肯定的な言葉はpretty(可愛らしい、とても)など。
否定的な言葉は、afraid(恐れ)やanxious(不安な)などです。
これらの言葉のリストを見せられた後に、歩行します。
1グループは、胸を張って自信満々歩行。
2グループは肩を落として落ち込み歩行。
そして歩行後に、予め見せた言葉の中から、否定的な言葉だけを思い出して書いてもらうというテストを行います。
結果は、落ち込みグループの方が、より多くの否定的な言葉を思い出したというもの。
歩き方で気持ちが左右されるということを証明した結果となりました。
歩き方を変えれば気分が変わり、運気も上がるということですね。
仕事の後などは、条件反射のように「疲れた」なんて言ってしまうところを、しゃっきり胸を張って歩いてみたら、いつの間にか「出来る女」と、人からもそう見られていたりするかもしれません。
さて、話をダイエットに効くウォーキングに移します。
ウォーキングだけで体重を落とすことは難しいのですが、運動にウォーキングを加えることで、活動量が増し筋肉も刺激されるので、エネルギーを作りやすいのです。
脂肪を燃やしやすい体になることは確かです。
ダイエットに効くウォーキングは、時間も大切です。
ウォーキングを20分ほどしていると心拍は速くなり、少し息が上がってきます。
背中が熱くなってくるように感じたら、それは体の中の脂肪が燃えだしたサイン。
ダイエットの効果だけでなく、血行も良くなり、肌も綺麗な色に変わってくるのです。
20分以上という時間も、ウォーキングダイエットの鍵です。
実は私、週末ウォーキングにはまっています。
1時間半くらいガンガン歩いて、到着したところでランチをしてまたガンガン歩いて帰る。
ただ歩くだけではなく、歩いた実績を確認されたい方には、歩数計がお勧めです。
携帯にも歩数計機能が付いたものが多いですが、色々な機能が付きすぎて操作が面倒で使わない方も多いのでは。
そこで、あえて歩数だけしか測れない歩数計を購入しました。
1万歩歩くことで、消費エネルギーと摂取エネルギーが同じくらいになるといわれています。
毎日1万歩を目標に。
それが良いといわれる所以ですね。
更に、ウォーキングダイエットのコツは飲み物にありあります。
ウォーキング中は、脱水症状を防ぐためにも、喉が渇く前にこまめに水分を補給しましょう。
まずはウォーキング前にはコーヒーを。
コーヒーのカフェインは、脂肪の分解を促進させる作用があります。
飲んから歩けばメラメラ燃える。
そして、ウォーキング直後には、牛乳や豆乳がお勧めです。
ウォーキング直後にタンパク質食品を摂る場合と、3時間後にタンパク質食品を摂る場合とでは、筋肉のたんぱく質の合成量が、直後に摂った場合の方が高いという実験データがあります。
燃えやすい体つくりと美肌と健康。
姿勢次第で前向き気分のおまけ付きです。
紅葉の美しいこれからの季節、ウォーキングダイエットにはまってみてはいかがでしょう。
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管理栄養士としてクリニックでのダイエットや腸活アドバイスなど2000人以上の相談業務に携わってまいりました。
アーユルヴェーダセラピスト、風水鑑定士の資格もあり、このコラムでは西洋医学の栄養学だけでなくインド、中国の叡智を取り入れた新しい健康アドバイスをご紹介します。
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