店員さんの接客術から学ぶ、「感じのいい人」のコミュニケーション術と会話テクニック
お店で販売員のトークを聞いていると「この人会話が上手いなぁ」、と感じることがありませんか?
会話が仕事とも呼べる職業が販売員で、逆にトーク下手な方は向いていない仕事と言えます。
販売員の会話術をこっそり盗めば、合コンや飲み会の席で盛り上がることもあります。
逆にその場のノリだけに身を任せてしまうと、勢い余って"玉砕"してしまうことがあるかもしれません。
仕事で部下を励ますときにも使える販売員の会話術をご紹介します。
実は、販売員のトークのほとんどは、基本に忠実になっているだけなのです。
「それフリルの部分が可愛いですよね。私は全体のシルエットが好きです」と、お店でいきなり声を掛けられたらどう思いますか?
強引すぎますし、多くの人が「何なのこの店員さん」と感じてしまうと思います。
話をする際は、まず相手の話を聞くことから始めます。「何かあったの?」、「詳しく聞かせて」など、話を聞く姿勢から入ることが、スムーズに会話するためのコツです。
「いや、でも」、「でもそれは」など、これらは相手の意見を否定する言葉になります。
無意識に使ってしまいがちですが、相手に与える印象を悪くしてしまいます。
「そうだね、でも○○の可能性もあるよ」、「そうだよね、○○だよね」など、ワンクッション挟むようにしましょう。そうすると、後に続く言葉も柔らかくなります。
人それぞれ価値観や考え方は違うものです。自分の考えを押しつけないことも、会話では重要になります。
「絶対これがおすすめです」、「この商品以外にあり得ません」。
もし販売員がこんなことを言っていたら、いかがでしょうか。
大半の方が二度と利用したくない、と考えると思います。
質問されたときはまず答えることが重要です。そのまま質問で返さないようにしましょう。
話を聞く際は相手の質問に答えてからを心がければ、トークも盛り上がります。
「○○をどう思う?」であれば「××だと思うけど、あなたはどう思ってるの?」と、自分の考えを述べてから質問で返します。
場の空気は重要です。これはシーンに関わらず優先すべき事柄でしょう。
空気の読めない販売員の方もいますが、大抵お客さんは帰ってしまいます。
相手の感情を読みとるなら、表情を見ることがポイントです。そこから会話の流れと場の雰囲気を読み、トークにつなげましょう。
販売員がトークで心がけていることをピックアップしましたが、言われてみればごく当たり前のことかもしれません。
でもこれらを全て守ることは至難の業です。
会話も人それぞれクセがあり、つい出てしまうこともあるでしょう。
いつも会話が続かない、相手がイヤな顔をする、そんな時は基本を思い出してみましょう。
販売員が行っている会話術は、本当に基本的なことばかりです。
服を買う機会があれば、店員さんのトークを注視してみる方法も良いかもしれません。
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