ANAの読み方って、アナ?正式名称や機体ロゴの変革など豆知識まとめ
みなさんが普段飛行機を利用する際、空港で搭乗するANA便の便名に「羽田発鹿児島行きANA621便」というものがあります。
これの読み方は、「ANA(アナ)621便」なのか「ANA(エーエヌエー)」621便なのか、果たしてどちらなのでしょうか。
空港で利用者の声を聞くと、帰りは「ANA(アナ)の○○○便」と言う会話が聞こえてくることがあります。
しかし、空港での出発案内に耳を傾けると「ANA(エーエヌエー)○○○便」とアナウンスされます。
正式には「ANA=エーエヌエー」なのです。
ANA(エーエヌエー)のテレビCMでも、「アナ」とは呼ばず「エーエヌエー」と呼んでいます。
「日本航空(JAL)」は、ジェイ・エー・エルと呼ばず、テレビCMでも「ジャル」と発音しています。
この為、ANA(エーエヌエー)も呼び方が発音しやすくANA(アナ)と呼ぶ人が多いのでしょう。
ちなみにANA(エーエヌエー)は、正式は(ALL Nippon Airways)の略です。
ALL Nipponという英語はないので、和製英語になります。
日本名での正式名称は「全日本空輸株式会社」ですが、全日本空輸というよりは全日空と呼ぶ方が浸透しています。
現在はあまり聞く機会は少ないですが、日本航空を「日航」と略すのと同じです。
現在のANA機ですが、機体に日の丸、ANAロゴ、Inspiration of JAPANと表記されています。
以前の国内線仕様機は日の丸と全日空の漢字が描かれており、国際線仕様機にはそれ加えて「ALL Nippon Airways」の文字がペイントされていました。
その後、日の丸とANAロゴのみのデザインになった背景には、中国路線への進出があります。
実は全日空ですが、中国語読みでの意味は「一日中空っぽ」という意味になるそうです。
企業的なイメージとしても似つかわしくない為、現在の日の丸とANAロゴのデザインになり、最近になって日の丸とANAロゴに加えて「Inspiration of JAPAN」のマーキングとなりました。
以前のペイントと現在のペイントを見比べてみて下さい。
以下は同じボーイング767-300型機になります。
ANA現在の基本的なカラーリングですが、1982年からの採用ですので、かなり長い期間採用されていることになります。
ちなみに、濃いブルーはトリトンブルーと呼ばれ、空色のブルーはモヒカンブルーと呼ばれています。
モヒカンブルーは1982年以前のANAのカラーリングに採用されていたので、モヒカンブルーとかモヒカンルック等と呼ばれていました。
これに対し、現在のカラーリングはトリトンブルーの愛称で呼ばれています。
また、従来塗装だけではなく、マリンジャンボやポケモンジェット等に代表される特別塗装機で我々の目を楽しませてくれています。
特にマリンジャンボは、特別塗装機の先駆けとなった機体と呼ばれています。
飛行機に乗ったことのある方なら、だれでも1回は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。ANAをどう読むのか分からない人がいたら、是非教えて差し上げて下さい。
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