お部屋に似合うカーテンの選び方は?インテリアスタイルに合わせたカーテンコーディネート
こんにちは。インテリアショップシーズナルウィンドの加藤朋子です。
皆さんは、カーテン生地を選ぶとき、何を基準にしていらっしゃいますか。
インテリアファブリックスとしてのカーテン生地は、様々なテクスチャー(風合い)を持っています。
テクスチャーとは生地の表情のようなものです。
その表情は素材(繊維)や織り方によって自由に変化するので、同じ色合いの生地でも違う印象になります。
皆さんが生地を選ぶときに、一つのヒントになるようにテクスチャーとインテリアスタイルについて施工例を交えてお話してみたいと思います。
コットンやリネンなど自然の繊維は太さが均一ではないので、織りあげた時の生地の表情は素朴でほっと気持ちをほぐしてくれるような心地よさがあります。
コットンは柔らかく、リネンは涼しげでさらっとした質感です。
装飾性はないですが、素材が醸し出す特有の魅力が窓辺を包んでくれます。
自然素材の家の窓辺には、目と肌で楽しむ天然繊維のカーテンがお似合いです。
ポリエステルのような化学繊維で作った表面が均一で光沢感のある滑らかな生地は、シンプルなモダンスタイルに似合います。
生地の表情はどちらかというと無表情に近く冷たい印象も受けますが、人工的な質感が無機質でシャープなデザインのモダン家具や建材などとマッチします。
ヨーロッパの伝統的な織柄です。
糸の表情は豊かで様々なモチーフや伝統柄を織り込んだ上質で高級感が感じられるものが多いです。
お部屋のインテリアエレメントであるソファやクッションも、同系の生地を使って統一感を持たせると、さらに素敵なインテリアになります。
アンティークな家具にもジャカード織のカーテンがお似合いです。
オーガンジー生地のように透け感のある生地に刺繍を施すことで、型に囚われないインテリアシーンを演出できます。
ぱりっとしたハリと光沢が特長のオーガンジ―生地は透明度が高いので、刺繍のラインが窓辺にふわっと浮かび上がっているようでとても綺麗にみえます。
普段は太陽光を和らげたり、外からの視線を遮る役目も果たすレースカーテンですが、敢えて透け感を活かしたデザインは光が透過するときのシルエットもインテリアの一部としてたのしませてくれます。
エステサロンの間仕切りにオーガンジー刺繍生地を使った施工例です。
この場合の仕切り役は刺繍のラインです。
間仕切りというと部屋を分断する境のようなイメージですが、小さなサロンなどでは部屋の奥行き感がなくならないように透け感を取り入れることも大切です。
光の透過で閉鎖的にならないという利点だけでなく、おしゃれな刺繍のデザインを取り入れることでサロンはさらに魅力的になります。
まだまだ数え切れない位のカーテン生地が存在するので、1回では紹介しきれないのですが、生地を選ぶときに思い出して参考にしていただけると嬉しいです。
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静岡県菊川市にあるシーズナルウィンドというインテリアショップで店長をしています。小さな街の小さなショップですが、ドイツなどで開催されている生地の展示会に出かけて自分達の眼で選んだ生地を独自で輸入しています。
お客様に満足していただけるインテリアを提案できるよう日々勉強しています。
ホームページは→http://www.seasonalwind.co.jp/
情報発信として、シーズナルウィンド窓辺日記というブログを書いているので見て頂けると嬉しいです。
シーズナルウィンド窓辺日記→http://seasonalwind.hamazo.tv/
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