うるつや髪になれるツボ&マッサージ!血行促進にも効果的な頭皮ケア方法

執筆者: colonna

はじめに

老若男女問わず、見た目の印象を左右するのが髪の毛。
乾燥した髪の毛や、ごわごわとした髪の毛、枝毛の多い髪の毛など、髪質の悩みは人それぞれです。

 

髪質は見た目年齢を判断するのに、大きな材料と言っても過言ではありません。

今回は、髪の毛を良質なものに導くツボをご紹介します。

 

東洋医学的にみた髪

髪は五臓六腑の中で、腎というものと深く関係しています。

「髪は腎の華」とも言われており、腎の調子が如実に出る身体の部分です。

 

腎は先天の精と呼ばれる、生まれ持った元気をつかさどる器官で、年齢を重ねるごとに白髪が増えたり薄毛になったりするのは、この生まれ持った元気が減っていくためです。

腎は恐れる感情を過度に持つと傷つくので、恐い思いや異常に驚く出来事があると、腎が傷つき髪質が悪くなります。

また、髪は「血余」とも言われており、読んで字のごとく血の余ったものと考えられています。
ですので血が不足していたり、循環が悪ければ、髪も良質な状態とは程遠くなってしまいます。

 

ツボの使い方

一番手軽に、道具もいらずできる方法が、自分自身の手を使うということです。
指の腹を使って優しく圧しましょう。

 

また、今回は髪のためのつぼをご紹介しますので、洗髪している時やドライヤーで乾かしている時に合わせてマッサージを行うのも良いです。

ツボを適度に温めるのはよいことなので、ドライヤーを離した位置から当ててツボを温めるのも、お灸で温めるのと同じように効果があります。

 

自分自身の手を使う方法、ヘアケアついでにドライヤーで温める方法、どちらも手軽で有効な方法ですので、気持ちのよい方でやってみましょう。

 

髪に効くツボまとめ

腎気を補う“太渓・復溜”

太渓(たいけい)とは、足の内くるぶしの後ろ側にあります。
ちょうどアキレス腱との間にあたる場所で、凹みがあり、動脈の拍動に触れることができる場所です。

 

復溜(ふくりゅう)とは、足の内側で、太渓と同じライン上にあります。
内くるぶしから手の指3本(人差し指、中指、薬指)を上のほうへ並べた分の距離が復溜の位置です。

 

 

血を補う“隔兪・懸鐘”

隔兪(かくゆ)とは、背骨から、先述した手の指3本分の長さの半分離れたライン上にあります。
肩甲骨の一番下を辿ってできる線と、上記のラインが交差するところです。

 

懸鐘(けんしょう)とは、足の外側で、外くるぶしの上にあります。
手の指4本(人差し指から小指)を並べた距離の位置で腓骨という骨のあるラインです。

 

 

ダイレクトに頭皮を刺激“百会・四神聡”

百会(ひゃくえ)とは、鼻先を通る頭の縦中心ラインと、耳の一番上の先端同士を結んだ横のラインが交差するところにあります。

 

四神聡(ししんそう)とは、百会を中心に、前後左右、指1本分離れた場所にあります。
四方にあるので合計4ヶ所です。

 

 

おわりに

第一印象の良し悪しに関わる髪質。
ご説明した以外でも、日常生活や習慣で不調をきたしてしまうものです。

 

髪質をよくするには、ご紹介したツボを使ったご自身でのケアはもちろん、普段から洗髪の仕方から食事、扱いなど、気遣うように心がけることが大切です。