長編みで可愛い編み物雑貨を作ろう!図解写真つき・手作りレシピ (1/3)

執筆者: 中村 一穂 職業:編みクリエイター
はじめに

皆様、こんにちは。編み物作家の中村かずほです。


かぎ針を持つ手にも慣れてきましたでしょうか?
最初は指がつりそうになったり、肩に力が入ったり、眉間にシワが寄ったりするかもしれませんが、
徐々にコツをつかんで、リラックスして編めるようになってきますので、今日も一緒に楽しみましょう。

 

長編みへチャレンジ

今日は、『鎖編み』『細編み』に続いて『長編み』を編んでみましょう。
長編みは高さの出る編み方のため、細編みで12段編んだ小さい四角と同様のサイズを、4段で仕上げることが出来ます。

写真左が長編み、右が細編みで編んだ四角です。

 

 

用意するもの(前回と同じ)
  • 並太毛糸
  • かぎ針8号
  • かぎ針6号 

 

編むもの
  • 長編み10目4段の小さい四角(参考サイズ 横5.5cm 縦5.5cm)  

 

 

鎖編みから編み始めます
〈1〉作り目

前々回の「図解つき!編み物初心者でも出来る、かぎ針の持ち方・目の作り方・鎖編みのやり方」を参照に、かぎ針8号で鎖編みを10目編みます。

 

 

〈2〉かぎ針を変えます

8号を抜き、6号を入れます。
「裾」にあたる編み始めを2号大きいかぎ針で編むことで、編地を真っ直ぐに保ちます。

 

 

長編みを往復で編みます。

 

〈3〉1段目

6号で鎖3目を編みます。
これを『立ち上がり』と言います。


新しい段を編む前には『立ち上がり』を編みます。
長編みの高さと同じ目数を編むので「鎖3目」です。

 

 

〈4〉長編みを編みます

鎖編み(作り目)を裏から見て、ポコポコと山になっている『裏山』を拾います。

 

 

〈5〉拾う場所は、かぎ針から5目めの裏山です

 

〈6〉手前からかぎ針を入れて

 

〈7〉毛糸を後ろからかけて

 

〈8〉引き出します

この時、持ち上げるように長めに引き出すことで毛糸がふっくらし、キレイな長編みになります。

 

 

〈9〉針に糸をかけて

 

〈10〉針にかかった2本を引き抜きます

 

〈11〉左手指は、かぎ針の動きに合わせて根元を支えるように添えながら進みます

 

〈12〉糸をかけて2本引き抜きます

この目はやや引き締め気味にすると、〈8〉とのメリハリが出て、美しい長編みになります。

 

 

〈13〉長編みが1目編めました

 

 
 コラムニスト情報
中村 一穂
性別:女性  |   現在地:埼玉県富士見市  |   職業:編みクリエイター

編みクリエイター 中村一穂
屋号『Latimeria(ラティメリア)』
編んで創る作品で自宅個展を定期開催、編み物レッスンも随時受付中。
ライフワークの編みものを通じて皆さんと繋がり、
心躍る時間を共有したいと思い活動しています。
日々の編みもの生活の様子を書いてるブログはこちら。
⇒⇒⇒http://ameblo.jp/latimeria-2011/
主人、息子、娘と4人暮らし。