動物愛護の法律、犬税…ドイツのペット事情!ベルリン唯一の猫カフェも紹介
ドイツは世界的に見ても、ペットに優しい国と賞賛されているのをご存知でしょうか?
ここベルリンでも、幸せに暮らすペットたちの姿をよく見かけます。
まず驚いたのが、ベルリンの犬は散歩の際にリードで繋がれていないということです。
飼い主がスーパーへ行く時は、犬はどこかへ繋がれることもなく、しかし行儀よく出入り口の前で座って、飼い主が戻ってくるのを待つのです。
ベルリンで無駄に吠える犬を見た事がないので、きっとしつけが徹底されているのでしょう。
次に驚いたのが、ベルリンでは電車内に犬を同伴してもOKということです。
ベルリンに旅行へ行ったことがある人なら、犬が静かに電車に乗り込んでくるところを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
バスや電車内では、犬にリードをつけるのを義務づけられています。
ベルリンの人々の、犬を生活のパートナーとして受け入れる姿勢が素敵ですね。
国の取り組みとして、ドイツでは、犬を飼う一般市民は犬税という税金を払わなければいけません。
犬1頭につき70から140ユーロほど払います。これは犬の無責任な飼育、繁殖や売買を防ぐためです。
また、ドイツではペットの陳列販売を禁止していて、ペットショップを見かけることがありません。
犬やネコが欲しい人は、ペット保護センターに行き譲渡手続きを取ります。
このペット保護センターは日本で言う保健所ですが、なんとドイツでは捨てられたペットの殺処分がゼロだそうです。
ペットたちは次の里親が見つかるまで、ここで暮らすことができます。
ベルリンの住宅街を歩いていて気づいたことが、猫を一切見かけないということです。
ペットの管理に厳しいベルリンでは、ペットは基本的に室内飼いのみなのです。
そんなペット事情のため、猫が好きでも触れ合う機会がないというベルリン住民たちに人気なのが、ネコカフェです。
ノイケルン地区にベルリン唯一のネコカフェ「Pee Pees Katzencafé」があります。
ネコが好きな地元住民はもちろん、遠方からもはるばるネコと触れ合うために訪れるお客さんもいるほど。
店内には2匹のネコが放し飼いにされていて、テーブルの下を気ままに行ったり来たりしています。
ベルリンのペット管理は厳しく、ネコカフェ運営の許可が非常に下りづらいという理由から、なかなかネコカフェは普及しません。
このように、ドイツはエコ運動が活発な国として知られていますが、動物福祉運動でも輝かしい結果を出しています。
日本も将来、ドイツのようにペットに優しい国になっていくといいですね。
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