国内線のLCC(格安航空会社)、お得で安全?メリットデメリットを数字で比較! (2/2)
日本は気象条件が厳しく、台風や大雪などの影響で欠航と言う事がありますが、欠航については機材繰りも大きく影響します。
欠航率ですが、気象だけでなく機材故障や機材繰りでも発生する可能性があります。
LCCでは「少ない機材をフル稼働して飛ばす」がLCCのオペレーションです。
したがって機材故障などが発生して機材が飛べなくなると、その機材が次に予定していたフライト以降のフライトが飛べなくなり連鎖的に欠航に陥る事になります。
予備の機体を持てないLCCならではの事情ではありますが、傾向を見てみるとやはりLCCの方が欠航率が高いと言う事がわかりますね。
指標:数字が小さい程欠航率は少ない
略称説明
- ADO:北海道国際航空
- ANA:全日空
- JAL:日本航空
- SFJ:スターフライヤー
- SNA:ソラシドエア(スカイネットアジア航空)
- APJ:ピーチ・アビエーション
- VNL:バニラ・エア
- SKY:スカイマーク
- JTA:日本トランスオーシャン航空
- SJO:春秋航空日本
- JJP:ジェットスタージャパン
おわりに
LCCを見える数字(指標)から見てきましたが、如何だったでしょうか?
今までのFSAを基準に考えると、LCCはやはり不安と言った感じもします。
しかし、世界的な流れとしてはLCCの台頭は世界的な流れでもあります。
日本国内のLCCは増加するか
国内のLCCの拠点と言えば関西国際空港ですが、国際線を利用した外国人旅客数が前年同期比31%増の約321万人と過去最高となり、開港以来初めて日本人旅客数(約317万人)を上回ったそうです。
その一因はLCCの就航増加と言われています。LCCがもたらす影響は大きいですね。
今回は利用率(座席供給数に対する搭乗者数の割合)については説明しませんでしたが、LCCでもFSAより利用率が高い航空会社もあります。
やはり最終的には、利用者の選択次第とも言えますね。
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