海外旅行時に注意したい、外国マナー講座。案外知られていないルール6選
前編の「旅行中のエチケット!日本人があまり知らない海外のマナー・ルールまとめ」に引き続き、あまり日本人に馴染みのない、各国のマナーやエチケット、ルールなどを紹介いたします。
ヨーロッパでは、食後にフルーツがそのまま丸ごと盛り合わせで出てくる場合があります。
その場合、ブドウは皮ごと種も食べます。
一旦口の中に入れたものを出すという習慣がありませんので、種や皮を口から出すという行為は汚く見えてしまいます。
食べる前に種や皮を取り除く方がベストかもしれません。
また、リンゴや梨などは皮ごとナイフで切って食べます。
皮と実の間に美味しさが詰まっているという考え方なので、皮ごと種も食べてしまいます。
残るのは枝だけ、といった感じですね。
フランスの一部の地域では、フランスパンの切れ目のついた方を下にしておくのは縁起が悪いとされています。
そして、パン皿がない場合はテーブルクロスの上で左側に直接おいて食べるのがマナーです。
お客様ごとにクロスを新しいものに変えますので、清潔なのです。
クロスの上に紙のクロスが敷かれている場合も同様です。
欧米の朝食などで出てくるゆで卵。
テーブルにコンコンとぶつけて殻を割って食べるということはしません。
卵スタンドに入れたまま、上部の部分をナイフで横にスポンと切るか、スプーンで叩いて殻を割ったあと、スプーンで少しずつすくって食べます。
その都度、塩を適量かけて食べるととても美味しいですよ。
全部中身を食べた後は、卵スタンドに綺麗に殻だけが残ります。
とても優雅な食べ方といえますね。
日本では、お互いのグラスにワインやお酒を注ぐのが常識ですから、女性が男性に注ぐのも当たり前。
ですが、欧米では男性が女性に注ぐのは当然のことで、女性が男性にお酒を注ぐのはあまりお行儀がよいとは思えないと考えられています。
女性が男性に注ぐのは娼婦だけ、とまで思われがちなので、お酌に慣れている女性は注意しましょう。
そして、女性の手酌はやはりみっともないので、男性に注いで貰うか、お店の人に注いで貰うかにした方が淑女と映ります。
イタリアのホテルのエレベーターには、行き先ボタンの他に「開ける」の表示はあるものの「閉める」の表示がない場合が多いのです。
乗ってから行き先ボタンを押してもなかなか動かない場合は、再度行き先ボタンを押すと動きます。
その際、間違ってSOSの表示の緊急ボタンを押さないようにしましょう。
バスルームにもSOSのヒモがぶら下がっていますので、こちらも引っ張らないように注意。
どちらも、ひとりで具合が悪くなった時に人を呼ぶ緊急用のものですので、くれぐれも気をつけて下さいね。
いかがでしたでしょうか。日本の常識が非常識となる場合もありうるわけです。
郷に入ったら郷に従え。
その国の習慣も理解した上で、心に残る楽しい旅をしたいものですね。
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