第一印象UP!電話で自信が持てる「いい声」トレーニングと話し方 (2/2)

執筆者: 安 紗弥香 職業:社会保険労務士、コミュニケーション・トレーナー

次に、あーと声を出します。

腹式呼吸の発声は、上半身だけでなく体のほぼ全体を使って声を出すため、本来の声質を保ったまま音量を変えられるようになります。

 

その3:口の大きさ・開け方

意識をすると、声の響きが変わります。

できる限り大きく口を開き「あ」「い」「う」「え」「お」でオーバーに形を変えます。


小さく開く時と比べて、声が大きく響きますし、口の形をしっかり変えることで言葉がハッキリと聞こえます。

 

その4:舌の位置を意識する

「ら」と「な」を、意識しながら交互に発声してみて下さい。

舌の位置が少し変わりますね。

舌が正しい位置に置かれると、滑舌が改善されます。


作業をしながら、舌を出したり引っ込めたり、ぐるぐる回したりと、意識的に動かしてみましょう。

 

良い声の話し方

ご紹介した4つを単に身につけるだけではなく、話し方も大切になってきます。


 

具体的な話し方は別の機会にお話しするとして、まずは、相手の声や雰囲気を知り、そこに自分の声を合わせることが重要。

大きな声の方にはやや大きめに、早口の方には少し速めに話すことを意識し、トーンや速度などを合わせます。


良い声の持ち主は、実は、相手の事を考えた発声ができる人なのです。

おわりに

自分の声が気になる、と思われたら、スマホの録音機能やレコーダーなどで声を録音してみましょう。

それを聴くだけで、様々な気付きがあるはずです。

ご紹介した点を押さえ、良い声の持ち主になりましょう。

 
 コラムニスト情報
安 紗弥香
性別:女性  |   職業:社会保険労務士、コミュニケーション・トレーナー

経営・人事コンサルティング Office38 代表
社会保険労務士法人プレミアパートナーズ 副代表

ディズニーで5年間、最高の接客と人材育成を経験した後、CVSチェーン本部へ転職。7年間、4,000人超の社員、加盟オーナーの研修に携わる。その中で、店舗の職場環境向上と労務管理支援に活路を見出し、2012年、社会保険労務士登録、翌年独立。労務管理、採用支援、スタッフ育成研修と幅広いサポートには定評がある。

主な著書に「Q&Aでわかる 小売業店舗経営の極意と労務管理・人材育成・事業承継」(日本法令)がある。