
脳に香りが届く、アロマヨガ「片鼻腔呼吸法」のやり方とリラックスヨガポーズを解説。ストレス解消や自律神経を整える方法としても効果的です。
こんにちは、コンディショニングトレーナーの伊藤律子です。
空気が乾燥すると喉が痛くなるというお声をよく耳にします。
アロマの効能とヨガの効果で、お身体の調子を整えていきましょう。
日常生活で、自分自身の呼吸の状態がどのようになっているか、意識したことはあるでしょうか。
呼吸の仕方で、精神状態や身体の調子が左右されることもあります。
ヨガでは呼吸を大切に考えながら、身体を動かします。
次第に呼吸の変化が感じられるようになってくるでしょう。
今回はさらに深く、アロマの香りを身体の中に届けていきましょう。
脳には「大脳辺縁系」という情動をつかさどり、過去の体験や学習してきたことを記憶しているところがあります。
ヨガでは鼻呼吸をするため、鼻の奥の嗅神経で察知した香りを「大脳辺縁系」に伝えます。
アロマテラピーではこの「大脳辺縁系」と「視床下部」に働きかけ、自律神経を刺激し、身体を調節していきます。
1. あぐらで座ります。
2. 右手の人差し指と中指を折り曲げ、親指で右鼻の穴を軽く塞ぎます。
3. 肩や奥歯の噛みしめを緩め、鼻の奥の鼻腔を広げるように左鼻から息を吸い込みます。
4. 薬指と小指で左鼻の穴を軽く塞ぎ、親指を離しながら右鼻から吐き切ります。
5. そのまま右鼻から息を吸い込み、親指を右鼻の穴にあて、左鼻の指を離して息を吐きます。
6. 6~10回呼吸を繰り返し、最後は手を離し両方の鼻で呼吸を行います。
1. あぐらで座ります。
2. 左手を床につき、息を吸いながら右腕を天井に伸ばします。息を吐いて肩の力を抜きます。
3. 息を吐きながら手の先を見上げて、息を吐きながらゆっくりと左側に身体を傾けていきましょう。
4. そのままポーズをキープし、2呼吸。
肋骨と肋骨の間の筋肉を柔らかく伸ばし、肺の許容量を増やすことで呼吸が深まっていきます。
5. 指先が遠く伸びるようにゆっくりと腕を戻していき、反対側も行います。
その日の体調や気分に合わせてアロマの香りを選んでください。
香りが分からないときは、精油の匂いを嗅いでみて良い香りがすると思ったものを選ばれると良いでしょう。
同じ精油でも、その時の体調によって感じ方が違うこともあります。
ヨガで深い呼吸を意識しながら身体を動かしアロマテラピーを行うことで、さらにアロマの効果を深めることにつながります。
日常のご自身の体調管理の一つとして、楽しみながら取り入れてみてくださいね。
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