レジンアクセサリーへ挑戦!エポキシ樹脂とUVレジン、特徴と使い方 (1/2)
はじめに
レジンには、「二液混合レジン(エポキシレジン)」と「UVレジン(紫外線硬化樹脂)」、大きく分けてこの2種類があります。
この2種類のレジンがどう違うのか、どう使い分けることができるのか、ご存知でしょうか?
今回は、二液混合レジンとUVレジンについて、特徴や注意点を比較しながらご紹介します。
レジンとはどんなもの?
レジンとは、合成樹脂のことです。
画像のように、最初は液状です。
硬化させるとプラスチックのように、カチカチに固まります。
その性質を活かして、アクセサリーをレジンでハンドメイドすることができます。
レジンで作ったパーツをピアスにしたもの
レジンは、そのままの透明性を活かすこともできますし、様々な素材と一緒に硬化させることで、自分のアイデアを盛り込んだ作品を作ることもできます。
二液混合レジン(エポキシレジン)
主剤(A液)と硬化剤(B液)を混ぜることで、化学反応が起きて硬化するタイプのレジンです。
二液混合レジンは、硬化時間が気温によって変動しますが、おおむね24時間前後となっています。
二液混合レジンの長所
- UVレジンよりもグラム単価が安い。
- 使用できる型の種類が多い。
- 反り返りや収縮などが起こらない。
二液混合レジンが適している作品
- 厚みのある作品や、大きな作品
注意が必要なポイント
- 混合比率を間違うと硬化不良を起こすため、必ず計量が必要。
- 2つの液を混ぜるための道具(紙コップや混ぜる棒など)と、デジタルスケール(電子はかり)が必須。
- 2つの液を混ぜるとゆるやかに硬化が始まるため、作業できる時間には制限がある。
- UVレジンに比べ硬化に時間がかかる。
現在では各メーカーによって品質の改良がなされ、高い透明度と、経年に伴う変色がしにくいものへと、より良く進化しています。
UVレジン(紫外線硬化樹脂)
紫外線が当たると、化学反応が起きて硬化するタイプのレジンです。
UV照射ランプに当てるか、あるいは窓際に置いて、太陽光による紫外線でも硬化できます。
硬化時間は紫外線量や、流したUVレジンの量や厚みなどによって異なりますが、10分~20分ほどを目安にして、様子を見ながら硬化させます。
UVレジンの長所
- ボトルのノズルから直接、型などに流すため、二液混合レジンのような混ぜ合わせる作業が不要で簡単。
- UVライトで照射すれば、およそ10分程度で硬化するため、作業効率が良く、完成が早い。
- 紫外線に当たらなければ硬化しないため、作業時間を気にする必要がない。
|
|
コラムニスト情報
|
|