懐く、おしゃべり!手乗りセキセイインコの飼い方・育て方・注意点 (2/2)
クリッピングとは、羽を切ること。
手乗りで迎えた鳥は、初めに風切り羽を少しだけクリッピングすることをお勧めします。
飛べなくしてしまうのではなく、飛行能力を落とすことが目的です。
翼を広げて外側より4枚だけ、2センチ程切りましょう。
左右同じだけ切り揃えます。
クリップングをすることで遠くまで飛んだり、高く飛び上がったりしませんので、放鳥時にも捕まえやすくインコへの負担も少なくなります。
飛び始めの若鳥は、あちこちにぶつかり怪我をすることもあります。
部屋に放して遊ぶ時は、目を離さないようにしましょう。
また、隅に隠れたり下に降りているのに気付かず、踏んでしまう場合もあるので注意が必要です。
インコがかじると良くない物は、隠すか、片付けておきましょう。
電気器具のコード、電子機器、タバコ、園芸植物、調味料、人の食べ物などですね。
なお、小鳥はトイレは覚えませんので、あちこちにフンを落とします。
汚れても良い服装にしてから遊んであげて下さい。
指から指へ、はしごを登るように移らせるとインコにとって良い運動になります。
お喋りをさせるには、生後2カ月頃より、教えたい言葉を繰り返し言って聞かせましょう。
オスの方が上手く喋りますし、覚える言葉も多いものです。
一度覚えてしまえば、発音のコツが分かるらしく次々と覚えていきますよ。
ただし、悪い言葉でも覚えてしまい、修正がききませんから注意しましょう。
いつもより元気がない、餌の食べ具合が悪い、明らかに体調がおかしいと感じたらすぐに病院へ急ぎましょう。
小鳥は、弱っている状態を隠そうとする習性があります。
気付いた時は相当病状が進んでいる場合があり、体力のない小さなインコは手遅れになる場合もあるのです。
日頃から、インコの様子を観察しておきましょう。
数羽を一緒に飼育しても、普段はそれなりに仲良くしています。
ただ、繁殖モードになってしまうとそうもいきません。
オス同士はメスの取り合い、メス同士は巣箱や巣になりそうな場所の取り合いで、ひどい喧嘩になることがあります。
口ばしで噛みつき、大怪我を負うことも。
喧嘩がひどい時には、分けて飼育したり放鳥したりと工夫してあげて下さい。
小さくてカラフルなセキセイインコ。
健康なセキセイは、10年以上も長生きしてくれます。
たくさん可愛がってあげて下さいね。
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犬のブリーダーをしています。動物に囲まれて生活していて毎日、多忙ですが、
色々な発見があり楽しいです。ペットに関してのご相談お受けいたします。
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