運動やトレーニング後に!添加物をなるべく避けつつ利用するコンビニ活用法

執筆者: 佐々智雄 職業:野菜ソムリエ/アスリートフードマイスター
はじめに

こんにちは、アスリートフードマイスターの佐々智雄です。

 

「中食」という言葉は、昔からありますが、一般的に言葉が定着してきたのはここ最近のような気がします。
3食、おやつとも手作りで家庭で食卓を囲み、手弁当を持参する。

このような完全な「内食」ができれば理想的です。

 

コンビニを賢く使う意味

ただ、忙しい現代人の家庭環境においては、必ずしもそうもいかない場合も多く、ましてやトレーニング直後の補食まで気にかけるとなると、アスリートサポーターである親御さん方も大変です。

 

 

またトレーニング後に食べることを考えると、お弁当と一緒にあらかじめ持参させることは、時季にもよりますが「保存性」という点においてリスクを伴います。


以上の点からも、コンビニの「利便性」も利用したいものです。

 

食材に対するこだわりは各家庭・個人でそれぞれ

食品に対するこだわりは、家庭や個人によって違います。


食品添加物、オーガニックな野菜、果物であるか、国内産か輸入品か、遺伝子組み換え食材不使用かなど、食材を吟味し選択する理由は様々です。

 

 

各家庭で手作りする場合はそれをコントロールできますが、スーパー、コンビニで出来合いのものを買って食べる場合には、手作りする場合と違い、こだわりに対する選択肢が限定されてしまいます。

 

身体のことを考えると「買い食い」もアリ? 

ただ、少なくともトレーニング後に、タイミングよく食べ物を摂取することによる効果、恩恵は大きいものがあります。

 

家にすぐ帰り食事ができる環境にない場合は、「買い食い」をさせてあげるというのも、身体のことを考えると正しい選択と言えるでしょう。

 

トレーニング直後におすすめの栄養素

激しいトレーニングの直後には、消化吸収のよい糖質をメインに摂りましょう。
加えてクエン酸やタンパク質が補充できればなおさら良しです。

 

詳しくは、前回のコラムをご参照ください。

 

 

気になる食品添加物の存在

コンビニやスーパーなどで出来合いのものを買う場合に気になるのが、食品添加物です。


食品添加物は、もちろん国の安全審査を形の上ではパスしたものではありますが、保存料、着色料、発色剤などには、慢性毒になりうるものや、発ガン性物質となりうる可能性が「疑われる」ものも含まれます。


頻繁に摂るものであればあるほど、気にかけたいものです。

 

 

商品としての保存性や見栄えを優先させるため、こうした添加物が使われます。


ただ最近は保存性は保ちつつ、なるべく使用する添加物を減らす企業努力も見られます。
消費者側も選択力が必要です。

おすすめ食品は?
ハム、ソーセージなどに注意!

糖質というと「おにぎり」や「パン」が思いつきますが、タラコ、ハム、ソーセージなどは添加物が多く、おすすめできない発色剤、着色料なども使われています。

 

鮭や梅おにぎり、餡ぱん

タラコより「鮭」や「梅」が入ったおにぎり、ハムやソーセージの入った菓子パンより、「餡パン」の方が良いでしょう。

 

果汁100%ジュース

飲み物を飲むならば、甘味料や保存料などが気になる清涼飲料水ではなく、「果汁」100%のオレンジジュースなどを選びましょう。

おわりに

食品添加物や遺伝子組み換え食品の問題などは、もちろんアスリートフードだけに限定される話ではありません。


食品添加物が使用されることにより「保存性」を良くし、コンビニやスーパーの商品の生産から流通における衛生管理が食中毒などのリスクを回避し、「安全性」を保つという一面もあります。

試合前の食事などでは、その「安全性」のほうがむしろ優先されるケースもあります。


現代の生活において、スーパーやコンビニを全く利用しないというのは現実的ではありません。

適切なアスリートフードにつながるよう「選択力」をつけて、バランスよく利用していきましょう。

 
 

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