こんにちは、ネイルアーティストの渡真利杏梨です。
ジェルネイルは瞬く間に世界各国に普及し、今ではセルフネイラーさんの数も、年々増加しています。
アートがもっと上手くなりたい、と思う気持ちはプロもセルフネイラーさんも、共通の尽きる事のない願望です。
どれだけ練習してもなかなか上達しない…そんな時は、ジェルやネイル道具を見直してみる事から始めてみましょう。
ジェルネイルが広まるに伴って、多くのメーカーが様々な種類のジェルや、新しいネイル道具を販売しています。
柔らかいジェル、硬いジェル、発色が良いジェル、未硬化が多いジェルなど、多種多様です。
あなたが思う様にアートが出来ないのは、使っているジェルがそのアートに向いていないだけなのかもしれません。
ジェルが持つそれぞれの特性を活かす事で、アートは一段と上達します。
もしあなたが使っているジェルが硬めであれば、是非フレンチにお使いください。
フレンチアートで最も重要なのは、如何にラインを綺麗に描くかです。
せっかく丁寧に描いても、柔らかいジェルを使っているとラインがぼやけてしまったり、先端だけ分厚くなってしまった、という事に陥りがちです。
何回やっても上手くできないと、自分はフレンチが苦手なんだと思い、アートに対して苦手意識が生まれてしまいます。
しかし、それは技術の問題ではありません。
ただ単に、そのジェルがフレンチに向かなかったというだけです。
ジェルを硬さのあるものに変えるだけで、イメージ通りのはっきりくっきりとしたラインが描ける可能性が、ぐんと広がります。
グラデーションアートには…
柔らかいジェルをお持ちであれば、あなたはきっとグラデーションが得意になります。
硬めのジェルでは、なかなか馴染ませる事が出来なかった場合でも、柔らかいジェルを使うとその柔らかさのお蔭で、色をぼかす事が苦手な方でも、自然なグラデーションが作り易くなります。
アートに合わせて、ジェルを使い分けてみて下さい。
あなたの上達を助けてくれるのは、ジェルだけではありません。
甘皮処理を綺麗に行ってくれる、キューティクルプッシャー、爪の形を滑らかに整えてくれるファイルたち(やすり)、ジェルネイルの除去を優しく行ってくれるオフ剤などがあります。
使っていて違和感や壁にぶつかったら、思い切って違う道具を試してみて下さい。
筆の種類も様々あり、それぞれのアートに適したものが数多く売られています。
道具の力を借りて、アートを上達させましょう。
ジェルが柔らかいからダメ、硬いからダメということでは決してありません。
そのジェルが得意とするアートを見極める事で、あなたの技術は一段とアップします。
作りたいアートに向いていなければ、その都度適したジェルや道具を買い足せばいいだけです。
全てを買い直す必要はありません。
使えないと思っているジェルや道具にも、得意とする事がきっとあるはずです。
愛情を持って、このジェルならどんなアートが出来るかを探求する事で、あなただけのオリジナルデザインが生まれるかもしれません。
ご自分がお持ちのジェルや道具を生かしたネイルアートを楽しんで下さい。
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