美意識を高める京都の旅。琳派ゆかりのお寺を巡る、観光スポット
こんにちは、開運アドバイザーの早乙女翠です。
九星気学では今年(2月4日から一年間)は、「三碧木星」が中宮(九星定位盤の中心)に位置し、木の気が運気を支配する年です。
今回のテーマは「美意識を高める」です。
「琳派400年記念」で盛り上がる京都市の、特別公開中の琳派ゆかりの寺院を巡り、斬新で洗練された琳派の美をご紹介致します。
琳派とは、構図の大胆さや色彩センスなどで、日本の美術史に革新を与えた装飾芸術です。
桃山から江戸時代にかけて活躍した、本阿弥光悦(1558~1637年)が、京都・鷹峯(たかがみね)の地に芸術村を開いた1615年を誕生の起点とし、今年400年の節目を迎えました。
書を始め工芸、陶芸など多岐にわたる才能を発揮し、琳派の楚を築いた光悦の菩提寺・本法寺(ほんぽうじ)。
細やかな「らでん装飾」が施された「花唐草螺鈿経箱(はなからくさらでんきょうばこ)」、その箱の美しさに心を奪われます。
本阿弥光悦と共に琳派を創始した画家・俵屋宗達。
頂妙寺(ちょうみょうじ)で眠っています。
「たらしこみ」と呼ばれる技法で描かれた「牛図」という絵は、下地が乾かないうちに濃さの違う墨でにじませた独特の筆使いが、力強い牛を表現しています。
宗達の代表作「風神雷神図屏風」は、建仁寺(けんにんじ)で見られます。
複製ながら、二神を金屏風の左右に遠く離した奇抜な構図や色使いに、圧倒される事でしょう。
その天才の技法を受け継いだのが、およそ百年後の尾形光琳です。
「琳派」の由来ともなった代表的な人物です。
檀家だった妙顕寺(上京区)では、晩年の作「寿老松竹梅三幅対(じゅろうしょうちくばいさんぷくつい)」を公開しています。
中央に長命、富貴の神様・寿老人と鶴、両脇に慶事吉祥のシンボル、松竹梅が配された縁起の良い掛け軸3点で構成されています。
境内にはそれになぞらえた「光琳曲水の庭」があり、樹齢400年ともいわれる赤松の見事な枝ぶりにパワーを感じます。
その周囲には、白砂の小川が流れる枯山水庭園があります。
尾形光琳から約百年後に江戸琳派の祖となった酒井抱(1761~1829年)が現れ、その百年後に神坂雪佳(1866~1942年)が活躍するなど、琳派は百年おきに優れた作家を輩出しています。
とすれば、400年後の今年は琳派の美意識を受け継ぐ、21世紀の天才が現れるかもしれません。
琳派伝説に思いを馳せながら、光琳ゆかりの庭を眺めてみてはいかがでしょうか。
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開運アドバイザーのSUISUIこと早乙女翠(さおとめ・すい)です。キャッチフレーズは「愛と夢と希望をお届けする占い師」
日本旅行作家協会会員として、旅による開運を推奨しています。
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