緑色のパレード、ダンス!アイルランドのお祭り「St. Patrick's Day」の楽しみ方 (2/2)
セントパトリックスデーの一番の見どころでもあるパレード。
実はアイルランドではなく、移民の多くが暮らすアメリカ合衆国が発祥でした。
アイルランド・ダブリンのパレードが初めて行われたのは1931年でした。
その後90年代になってセントパトリックスデーをアイルランドの一大イベントにし、世界に誇れる文化とする政府の方針により、1996年から大規模なセントパトリックスデー・フェスティバルが開催されるようになりました。
ダブリンが最も規模が大きく、小さな村まで独自のパレードを開催しています。
アート性が高いものから日常生活品に至るものまで、個性ある手作りのパレードは、開催地で異なります。
セントパトリックスデー・フェスティバルの見どころはパレードだけではありません。
他にもシティーウォーキングや、音楽、演劇、コメディ、ビール&ウィスキーフェスティバル、キッズワークショップなど、楽しいイベントがフェスティバル期間中に開催されます。
その中でも皆が一体となって楽しめるのは、パレード後のフェスティバル・ケーリーではないでしょうか。
ケーリー(céili)とはアイルランドのフォークダンスを音楽と一緒にみんなで楽しむことです。
アイルランドのケーリー・バンド(ダンス音楽を奏でるバンド)を始め、国内のバンド演奏によるダンスパーティが始まります。
ダンスを知らなくても大丈夫。思い思いに皆がその瞬間を楽しみます。
アイルランド人は、その楽しく過ごす時間や事柄のことを「Craic (クラック)」と言います。
今や、日本でもセントパトリックスデー・フェスティバルは開催されています。
特に東京のセントパトリックスデーパレードは規模も大きく、インベント会場では本場アイルランドのバンドによる音楽も楽しめます。
アイルランドまでは行けないという方、まずは日本国内のセントパトリックスデー・フェスティバルに触れてみるのはいかがでしょうか。
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