ポジティブじゃなきゃダメ?無理をしない「前向き思考」の生き方 (1/2)
こんにちは、心理カウンセラー藤田洋子です。
仕事上でのミス、予期せぬ悲しい出来事、人間関係や自分の将来への漠然とした不安など。
現代人は、さまざまな場面で苦しい思いに囚われがちです。
「前向きになろう、前向きにならなければ!」
こう思うことが、よくあるのではないでしょうか。

「前向き」という言葉を調べました。
- 正面に向くこと
- 前方に向くこと
- 物事に対する姿勢が積極的、建設的であること
これが前向きの定義です。
前向きにならず、いつまでも後悔したり、失敗だけを考え続けてしまうなら。
そこで立ち止まったままになり、次の行動に支障が出てしまいます。
心の中が、後悔や失敗だけで埋め尽くされたなら、これほど苦しいことはないでしょう。
人は、成長を望む生きものなのです。
前向きな思考は、とても大切な考え方なのです。
例えば、コップの水が半分入っています。
「まだ半分ある」
「もう、半分しかない」
あなたなら、どう思いますか。
物事をポジティブに受け止めるか、ネガティブに受け止めるかで、その後の行動も違ってきます。
まだ半分あると思うなら、それほど焦ることはなく、不安もありません。
もう半分しかないと思うなら、この先どうしていこうかと、焦りと不安で恐怖心さえ感じるかも知れません。
将来の心配、不安な気持ち、失敗したことばかりを考え続けるのはやめましょう。
失敗してしまったら、それを糧にすることを考えましょう。
良い方向にもっていくために、建設的に考えることこそが重要なのです。
後悔や反省、立ち止まることが悪いことなのではありません。
その思いを踏まえたうえで、次に何が出来るだろうか、いま自分に出来ることは何だろうか、と考えることが大切です。
必要以上に、過ぎてしまった事のマイナスな面を考え続けるのをやめましょう。
良い意味であきらめを持ち、自分の至らない部分は反省し、割り切る勇気も必要です。
悔しい思い、悲しい思いを十分に感じてください。
その後には、もう前を向いて歩くしかないことに気づいているはずです。
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