花粉症体質を改善したい!「べにふうき茶」ってどう?-花粉症の人が飲みたい飲み物シリーズ2-

花粉症には「べにふうき茶+ハーブ」!つらい症状に効果的なブレンドレシピも紹介します。

執筆者: 小林真夕子 職業:ティーアドバイザー/紅茶教室主宰・茶育&食育指導士
はじめに

こんにちは、ティーアドバイザーの小林真夕子です。

花粉症にお悩みの方にとっては、春はちょっぴり憂鬱な季節かもしれませんね。
今回は身近に取り入れられるお茶で、花粉症の季節を乗り越えてみましょう。

 

 

花粉症に救世主?話題のお茶「べにふうき茶」

花粉症に効果があるとする「メチル化カテキン」を、豊富に含む品種のお茶があります。

それが「べにふうき」という品種の緑茶。

現在、大変注目されており、スーパーなどでも春先になると多く見かけるお茶です。

 

 

緑茶として製造されると…

この「べにふうき」は、元々は紅茶として作られた品種でありますが、緑茶として製造されると「メチル化カテキン」というアレルギーに強いカテキンが生まれます。
しかし、この品種を紅茶として製造すると、残念ながらメチル化カテキンは消失します。


紅茶にすると明るい紅色の水色を持ち、一方、緑茶にするとメチル化カテキンという機能性が生まれるのです。

 

凍頂烏龍茶にも

また、このメチル化カテキンですが、台湾茶の「凍頂烏龍茶」にも含まれ、べにふうきと同様に注目されているお茶であります。

 

べにふうき茶と国産紅茶

べにふうき茶は、1995年に登録をされた品種で、もともと日本の「べにほまれ」と、中国種系の「ダージリン」を交配して作られた、紅茶用の品種の茶樹です。

 

べにほまれ自体は歴史の古いお茶です

昭和初期の時代に、多田元吉がインドから持ち帰った種子を育て、その何世代か後に出来上がった優秀な改良品種です。

 

国産紅茶ファンも多い!

国産紅茶は、スリランカインドの紅茶とは一味違った風味がまろやかさがウリです。

紅茶の渋みが苦手と敬遠気味だった方にもおすすめです。

産地ごとに特徴を味わってみると良いでしょう。

国産紅茶の優しい風合いに魅了されている和紅茶ファンも多いのです。

 

べにふうき茶のアレンジティー
ミントやエルダーフラワーなどのハーブと一緒に

べにふうき茶を淹れる際、一緒にミントやエルダーフラワーのハーブを入れて抽出してみましょう。
ミントのすっきりとした香りと、「万能の特効薬」とも称されるエルダーフラワーの、ほんのりとした甘みも同時に感じられるお茶の出来上がりです。

 

ネトルやカモミールもおすすめ

ネトルやカモミールなど、花粉症緩和に役立つと言われているハーブブレンドもおすすめです。

 

ネトル茶の効果効能!ネトルのハーブティーで花粉症や貧血、野菜不足の解消を

 

ハーブを入れ過ぎると苦みやえぐみを感じますので、少な目に使用するのがポイントです。

 

 

おわりに

べにふうきや凍頂ウーロン茶など、メチル化カテキンを含むお茶は嗜好品です。

薬ではありませんので、気軽にライフスタイルに取り入れられるのも魅力です。

煩わしい花粉症の季節。

花粉症緩和にお薬を飲んでいる方も多いはずです。
体調不良や環境変化によるストレス緩和にも、お茶で上手にストレス解消してみましょう。

 
 コラムニスト情報
小林真夕子
性別:女性  |   職業:ティーアドバイザー/紅茶教室主宰・茶育&食育指導士

食品専門商社勤務時代に紅茶やウーロン茶の輸入業務に携わり、大好きな紅茶や日本茶、中国茶を極め、お茶に関する様々な資格を習得。
その他、茶育指導士・食育指導士、アロマアドバイザー、メディカルハーブコーディネイターなどの資格も習得。
2006年紅茶教室ティースタイルを開催。
産休育休後、現在はプライベート形式マンツーマンレッスンとして再開し、
小さなお子様連れでも参加可能なレッスンスタイルを新しく主宰、育児傍ら、一人一人のニーズに寄り添ったきめ細やかな紅茶レッスンを行っている。
ブログ:「お茶のある風景」http://ameblo.jp/teastyle/
紅茶教室ティースタイル公式HP:http://teastyle-teastyle.jimdo.com/

 

 グルメ・レストランのコラム

 健康・医療のコラム