お腹を触るだけで心身の不調が分かる!内臓マッサージ「チネイザン」の効果
緊張したら急にお腹が痛くなった。大切な会議の日によく下痢をする。
心配な事が続いて食欲がない、胃が痛い…。
このような経験はありませんか?

古代中国にこの様な考え方があります。
心身一如(しんしんいちにょ)、つまり心と身体は繋がっているのです。
古代道教に伝わるチネイザン(氣内臓マッサージ)では、感情と内臓は繋がっていると考えられていました。
負の感情がお腹に溜まり、いづれは病気の原因になる、それであればお腹に溜まった負の感情(お腹)をほぐす事で癒していこうというのが、チネイザンの基本的な考え方です。
またチネイザンは、癒されていない無意識の感情・痛み・トラウマまでも解放してくれる療法とも言われています。

チネイザンは、熟練したセラピストによってクライアントに施される腹部のマッサージです。
この施術によって、クライアントは健康を回復していきます。
本来はセラピストがクライアントに施していたチネイザンを、ヨーガ、マクロビオティック、アロマテラピー、カウンセリング心理学、内観法、経絡法、各種マッサージ等を融合させて、自分の手の平で自分自身に施せるように開発されたものです。
自分自身の不調を、未病のうちに自分の手によって改善する事を目的としています。
セルフチネイザンは、自分の手の平で自分のお腹を直接刺激して、内臓の健康を回復するマッサージエクササイズです。
セルフチネイザンの基本的な考え方は、セルフケア・ホームケアです。
毎日自宅で出来る事、それが大切なのです。
チネイザンがベースにしている東洋医学では、感情が直接臓器を傷めると考えられています。
怒りは肝臓を、喜び・焦り・我慢は心臓を、心配・不安は胃を、悲しみ・失望・欝は肺を、腎臓は恐怖という感情と結びついています。
腹部の反射区を見てみましょう。
消化器系の反射区でもあり、そのすぐ下に小腸があります。
硬いなと思ったら、不安な気持ち・焦りが溜まっている証拠です。
肝の反射区で、怒りやイライラ・ストレスが溜まるとここが硬くなります。
胃の反射区で、不安や心配事があるとつい食べ過ぎてしまうのは、胃が気を欲している証拠なのです。
肺、大腸の反射区で、とくに腰の骨の上あたりは緊張したり、悲しみ、がっかりした時はここが硬くなります。
腎は少し探しにくいのですが、おへそから指を少しスライドしたところです。
ここを押して腰までびーんと響くような時は、腎が疲れている証拠です。
ご自身の気になる部分を触ってみましょう。
手を当てて、軽くマッサージしてあげるだけで、その部分の内臓が元気になっていきます。
次回は、どの様なマッサージをすればよいか、またその臓器を癒していく味、そしてヒーリングフードについてご紹介します。
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一般社団法人 内臓マッサージ協会 代表理事
株式会社 たまよろ庵 代表取締役
インドやタイ、スリランカなどを旅しながら各地の伝統療法を学び、
タイのチェンマイで学んだチネイザンをベースに、マクロビオティック、ヨーガ、アロマテラピー、
カウンセリング心理学、各種マッサージ、内観法などを融合させた、セルフチネイザンを開発。
自分の不調は自分で癒す、ことを目指した自分癒しの寺子屋「たまよろ庵」を開く。
内臓のセルフケアマッサージの普及のため、日本全国で講演会を開き、
4000人以上のお腹を触る経験を持つ。
妊娠、出産、産後を経て、新たな子宮メソッド開発中。
女性は、子宮で変わる!
1歳5か月になる息子の子育て奮闘中!
著書に、「一瞬でミラクル体質に変わる本」(2013/大和出版)
「キレイを呼ぶ~氣内臓マッサージ」(2014/KADOKAWAメディアファクトリー)
GINZA, Gina, Voce等メディアにも掲載実績多数。
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