初心者向け手作りキャンドル入門!必要な道具と材料費は?

執筆者: 小玉真由美 職業:こだまキャンドル講師
はじめに

こんにちは、蝋細工キャンドル講師の小玉真由美です。


「蝋細工キャンドル」は造語です。

蝋で繊細なラインや造形美を表現し、独自に編み出した手法で花の花弁部分も全て蝋で作ります。

 

熱を当てると全て解けて液体になるので、思わず「火を灯すのがもったいない」と感じる。

そんなキャンドル作りをしています。

 

今回は、手作りキャンドル作りに必要な道具と材料の初期費用についてご紹介します。

 

 

手作りキャンドルの魅力とは?

手作りキャンドルの魅力は、何と言っても、色や香り、形を自分好みに作れることです。

 

手作り雑貨の中では、まだまだマイナーなジャンルの手作りキャンドル。

難しいと思われがちですが、実は自宅で簡単に作ることができます。

 

 

初心者向け・必要な道具

手作りキャンドルに必要な、最低限の道具になります。

 

IHヒーター

IHヒーターは、高機能である必要はなく、温度調節ができれば大丈夫。

ホームセンターなどで、5,000円ほどで購入できます。


蝋を溶かす際、湯煎で溶かす方法もありますが、IHヒーターを使用した方が蝋が早く溶けるので、IHヒーターを強くお勧めします。

 

 

キッチンスケール

2,000グラムまで計れるもので十分です。

 

 

200度温度計

 

ホーロービーカー

 

シリコンモールド

 

必要な材料

次に、最低限必要な材料です。

 

パラフィンワックス135

1kg用意します。

 

 

マイクロワックス 

100g用意します。

 

 

顔料 

赤、黄、青の3色を用意します。

 

 

1m用意します。

 

 

基本の手順
ホーロービーカーに、パラフィンワックスとマイクロワックスを適量入れます。

 

HIヒーターのスイッチを入れ、火力は中から下の間にします。

 

ホーロービーカの中で温度計でクルクルと蝋を回しながら、徐々に溶かします。

 

蝋が十分に溶けたら、顔料を適量入れて好きな色に色づけします。

 

蝋をシリコンモールドの中に流し込みます。

 

外側がある程度固まったら、シリコンモールドから取り出します。

 

キャンドルの真ん中に、竹串で芯を通す穴を作り芯を通します。

 

これで完成です。

 

手作りの注意点

 パラフィンワックスは220度、マイクロワックスは300度をを超えると自然発火します。

少しの間でも、火のそばを離れる際には、必ずIHヒーターのスイッチをオフにしましょう。

 

パラフィンワックスが120度を超えると煙が出たり

あまりにも温度が上がるとホーロービーカーが焦げ異臭がすることがあります。

キッチンで作る際には換気扇をオンにしたり、部屋で作る際には窓を開けるなどして換気の良い環境でキャンドル作りをしてください。

 

 

初期費用参考価格

IHヒーターとキッチンスケールは参考価格、その他の材料は当教室での販売価格で計算しました。

 

  • IHヒーターとキッチンスケール以外の道具と材料:6,176円(税込)。
  • IHヒーター:5,000円(税込)
  • キッチンスケール:1,000円(税込)

 

トータルで12,176円(税込)という数字になりました。

おわりに

1から道具や材料を揃えて、12,176円で手作りキャンドルを始められるのは、意外とお手頃価格と思った方が多いのではないでしょうか。


1度必要な道具を揃えてしまえば、後は必要に応じて買い足せばOKです。

また、1度作ったキャンドルを溶かし、違う形に作り直すことも可能。
材料を再利用できるのもキャンドルならではです。

次回のコラムでは、上記でご紹介した道具と材料を実際に使って、キャンドルを作ってみます。

 
 コラムニスト情報
小玉真由美
職業:こだまキャンドル講師

東京都立川市で手作りキャンドル教室、Tiny Jewelry Candle(タイニージュエリーキャンドル)を運営しています。
江戸時代から伝わる伝統工芸【つまみ細工】の技法よりヒントを得て、蝋で繊細なラインや造形美を表現する技法を確立する事に成功。こだまキャンドルと名付けそのキャンドルの技術提供をしています。

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E-mail:info@tiny-jewelry.com