その言葉遣い、ビジネスでは失礼かも?社会人が知っておくべき正しい敬語の使い方
こんにちは、マナープロトコール講師の矢野誉美です。
新社会人になって改めて大切さを痛感する「敬語」。
今回は、身近なこの「敬語」についてご紹介したいと思います。
「敬語」とは、読んで字のごとく、相手を敬うときに使う言葉です。
実は、社会人経験の長さと言葉遣いの正確さとは、必ずしも比例しないと言われています。
私たちも、幼いころから学校や家庭で少しずつ身につけてきたはずですね。
「敬語」を状況に合わせて正しく使えることは、社会的な地位や、年齢、立場の違いと言った複雑な状況を乗り越え、お互いとスムーズにコミュニケーションを図るためにも、社会人として不可欠な事です。
言葉遣いは、日常生活に密接しています。
美しく、正しい日本語を話せることは、その人の品格を表わしますが、それこそ「言葉遣い」は、幼いころからの環境によって身につけてきたもの。
付け焼刃の訓練では、なかなかスムーズに話すことは難しいものです。
日頃から、言葉遣いに対しての高い意識を持つことが大切です。
簡単に、敬語の種類についてまとめてみます。
- 尊敬語 相手を敬う事で敬意を表す
- 謙譲語 自分がへりくだることで相手を高める
- 丁寧語 相手に敬意をあらわし、言葉を丁寧に言う
「様」「さん」「○○課長」などの敬称は、社会人になると社内文書やお客さまとのやり取りで、よく使う言葉です。
以下の点に注意しましょう。
- 社内では、役職名を名前の後につける 例:「佐藤課長」
- 団体名には御中をつける 例:「○○株式会社 御中」
- 敬称を二重につけない 例:「鈴木部長様」
また「ん」や「っ」を挟む「幼い言葉」も社会人としては避けるべきです。
「さっき」「こっち」と言った促音を含む言葉遣いや「なんで」「そんで」のように間に「ん」を入れる言葉遣いも、相手にとっては不愉快に思う方も多いはずです。
お客様や上司との会話や改まった席では使わないように気を付けましょう。
大女優オードリー・ヘップバーンは、次のように言っています。
言葉とは、人の体の中から出てくるその人そのものです。
「敬語」と言うと、少し難しいと感じる方もいるかもしれませんが、少しずつ訓練をすれば、きっとその時・場所・状況に合わせた言葉がすらすらと組み立てられて出てくるものです。
正しい敬語を踏まえた上で、相手の立場へ配慮して言葉を選ぶ。
それが、「大人の敬語」ではないでしょうか。
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外見だけでなく、内面も同時に磨けたら。
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