最近話題の「終活」って?死の恐怖に怯えず、充実した余生を送る「真の終活」とは
こんにちは、終活カウンセラーの上田光治です。
独身女性向け・経営者向けのエンディングノートセミナー「もしも、明日あなたが死んだら困ることベスト3」をはじめ、終活カウンセラーをしています。
世間では、盛んに「終活セミナー」や「高齢者様向け○○セミナー」などが開催されています。
そこで今回は「真の終活」というテーマでお話したいと思います。
終活とは、人生の終わりに向けて前向きに準備をすることで、大きく分けると次の3つのカテゴリーになります。
- 老後の医療・介護・住宅:終活カウンセラーの領域
- 葬儀:お寺・葬儀屋さんの領域
- 遺産相続:弁護士・司法書士・税理士などの領域
終活はビジネスチャンスとあって、様々な異業種が参入しているのが現状です。
結論から言うと、終活のゴールつまり「真の終活」は、次の3つだと私は考えています。
- 人間関係の再構築
- サギの被害に遭わない・ダマされない
- 健康寿命の重要性
セミナーでは、この部分に時間を割き、経験談や事例を使って終活のコツや方法論をお話しています。
しかし、まず最初に私が言っていること。
それは、遺産相続を考える時間があれば、自分が好きな場所に旅行に行った方が良い。
セミナーに参加する時間があれば、美味しい物を親しい仲間と食べに行った方が良い。
こうお伝えしています。
私は、特に終活のセカンドオピニオンとして個別相談をよく受けます。
相談事や悩みは様々です。
成年後見制度について、遺産相続について、高齢者向け住宅見学に同行してほしい、孤独死の心配、病気になったときに掛かる治療費の心配などなど。
よくよく聞いていると、これらには共通点があります。
それは「恐怖」。
ゆえに、根本的に消すべきネガティビティは恐怖なのです。
そして、この恐怖は、心の中のこだわりと偏りによって生み出されていることが分かっています。
つまり、直接的原因はあなたのマインドで起きているということです。
言い換えれば、心にこだわりや偏りがなければ、恐怖はないということです。
ただ、よく考えてもらえれば分るのですが「怒り」や「むさぼり」などは時間が解決してくれますね。
しかし、恐怖は尽きる事がありません。
継続性のネガティブなのです。
最近では、お坊さんまでもが「ご家族に迷惑を掛けない立派な死に方をしなさい」という始末。
しかし、この考え方に入ってしまうとしんどいのです。
- 家族に迷惑を掛けたくない。
- 自分はしっかり終活準備をしたと思われたい。
- 家族にはこうあって欲しい。
これらは、時にご家族にとって迷惑な話になり兼ねないことがあります。
もちろん、しっかり終活準備・整理をしておくことは大切なことですが、いくら追い求めても、恐らく正解などないでしょう。
もし仮に孤独死をした場合でも、行政は公僕であり、死後の運び出しや処理・埋葬も行政の責任でやってくれます。
死後の事は、実はそれほど気にすることはないでしょう。
それよりも、先ほど述べた「真の終活」の方に力を注ぐべきだと思います。
これは、かなり上等な終活だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。
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私の叔父が比叡山延暦寺でお坊さんをしている縁で、檀家さん・信者さんの話や無縁仏の話をきっかけに、東京大学での市民後見人養成講座を受講。卒業後、司法書士・税理士事務所と共同でエンディングノートセミナーを企画。介護施設・デイサービスセンターでの研修を経て、48歳 株式会社 Roii設立。
3年間でエンディングノートセミナーを関西中心に約1,500人の受講生実績。
独身女性向け・経営者向けに
テーマ 「もしも、明日あなたが死んだら困ることベスト3」
65歳以上向けに
テーマ 「実は終活なんて必要ない。本当に目指すのは自立死!」
重たいテーマですが、楽しく笑いが起こるような話し方を心がけ、終活事項 のウラもオモテもたっぷりとお話をさせていただき、講演主催者からもご好評をいただいています。
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