活気があって、歩いているだけで何だか元気が出てくる香港の街。楽しい街歩きの途中には、地元で人気の高いカフェに立ち寄って、ほっと一息つきたいもの。今回は香港の流行最先端が集まる香港島にある、おすすめカフェ5店をご紹介します。

まもなくオープン3周年を迎えるTeakHaは、静かな路地に個性的な路面店が集まる太平山街が盛り上がるきっかけになったティーハウスで、香港でのカフェブームの草分け的存在でもあります。

元弁護士さんのオーナー、ナナさんが集めた世界のお茶葉を使って、一杯ずつじっくり淹れてくれるお茶と、素朴だけれども圧倒的に美味しいケーキ、そしてセンス抜群のナナさんならではのインテリアが人気の的。一番人気のマサラティーの他に、タイのレモングラスティーや、沖縄黒糖とキンモクセイのシフォンケーキなどを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしてください。

週末には、裏のスペースを使って、ミュージシャンを呼んでのミニライブやイベントなども行っています。

香港でコーヒー？　と思われる方、先入観を持ってしまってはもったいない！日本で大ブレイク中のサードウェーブコーヒー、香港でもここ数年ブームになっていました。その立役者と言えるのが、このコーヒーアカデミックス。

人気カフェ、「Habitu」の別ブランドで、名前通りバリスタ教室なども積極的に主宰。カフェオレやカプチーノのようなお馴染みのドリンクから食事、デザートメニューまでが充実している一方で、本格的なシングルオリジンの品揃えも優秀。

例えばワイングラスで飲むすっきりした水出しアイスコーヒーを、香港らしい東西が融合している素敵な空間で楽しみましょう。現在、香港各地に支店を展開中です。

デッドエンド＝行き止まりにある雰囲気の良い小さなカフェは、コーヒーはもちろん、食べ物、特にサンドイッチなどのパンの美味しさも抜群。それもそのはず、こちらのパンはすべて表参道のデュヌ・ラルテの浅野正巳さんがプロデュースを手がけた、隣にある人気ベーカリー、ポーズアトリエの焼き立てパンを使っているのです。

ライ麦パンに、味わいを出すためにさっと火を通したフレンチハムと自家製ピクルスやマスタードのサンドイッチなど、手をかけて作られているのが分かります。朝9:30からオープンしているので、気持ちの良い遅めの朝ご飯にもおすすめ。

古い乾物屋や麺粥屋などが多いエリアにある、本格的サードウエーブコーヒーの店。

オーナーは2014年香港バリスタ競技会のチャンピオンで同年世界大会で2位、そして先日行われた2015年の香港大会ではこちらの若手バリスタが見事優勝！まさに香港のコーヒー業界を牽引するカフェ！･･･ではあるのですが、お店はあくまでシンプルでのんびりした空間で、バリスタの皆さんも和気藹々とした雰囲気。せっかくですから、バリスタおすすめのシングルオリジンを試してみてくださいね。

最先端の路面店が集まる歌賦街（ゴフガイ）にある隠れた人気カフェ。

お店があるのは、スタイリッシュなセレクト雑貨店WOAWの奥。小さなテラスは静かな公園を見下ろすようになっていて、近所のお爺さんたちが碁を打っていたりするのです。シングルオリジンからブレンドまで、世界中の小さなコーヒー農家から購入する厳選されたコーヒー豆を自家焙煎しています。

そして知る人ぞ知る人気メニューが、週末だけの自家製アイスクリームサンドイッチ！　写真は珍しいアボガドアイスクリーム！ユニークなフレーバーはそのときどきで変わるので、お楽しみに。

お気に入りの店を集めたら、5軒のうち4軒が上環の店になっていました。上環は昔ながらの香港が残る、ちょっとゆるい雰囲気が魅力的で、新旧の香港を同時に楽しめるお散歩エリアでもあります。

これらのカフェのお客さんには、お洒落な香港の若者も多いので、そんなウォッチングもこっそり楽しんでくださいね。

次回は九龍半島編をお送りします！