冬になると、落葉し休眠に入るバラの鉢はとても寂しくなりますが、一年草を株元に植えるだけで、冬でも花の絶えない一鉢になります。

例えば、一年草の「アリッサム」は、深く根が張らないので、バラの根に影響を与えにくい植物です。

花期も長く、こぼれ種で勝手に復活もしてくれ、しかも背丈が伸びずに広がって咲いてくれます。

数年ごとに植え替えのあるバラには、ありがたい存在なのです。

更に、ハサミで大きく底穴を開けたビニールポットを埋め込み、一年草を植えるという方法もあります。

根が絡み合いませんので、花期が終りましたらそのまま取り出してしまえる利点があります。

ベランダ等で作業する場合は、床面を土で汚すリスクが減りますので後片付けも簡単ですね。

球根は、季節の移り変わりを楽しませてくれますし、セダム等の多肉植物は、可愛い変化を見せてくれつつ、素敵なマルチングの役目も果たしてくれます。

植えっぱなしでも良いことが、何より嬉しいですね。

これで、メインの花が休憩中でもどこかで花が咲いているという基本システムの出来上がりです。

一年中花咲く庭には憧れるものの、植え替えの労働を考えると、ガーデニングの腰が重くなりがちです。

作業の負担が減るだけで、庭に向かう気持ちが軽く＆明るくなるものです。

楽しくない作業は、楽しく思える様に自分風に変えてしまいましょう。

オリジナルの隠し技を生み出せるかもしれません。

庭やベランダを見渡し、四季の姿を想像しながら楽しく改革を始めてみませんか？