こんにちは。ナチュラルライフスタイリストの小川里香です。
日本では、エステやマッサージのイメージが強いアーユルヴェーダですが、実はインドでは5千年以上も前に発祥した伝承医学です。
アーユルヴェーダは、ココロとカラダの繋がりを理解し、自らココロとカラダを癒していく方法(技術)を教えてくれる「智慧」そのものです。
またインドの「医食同源」とも言われ、カラダの状態に応じた適切な食べ物と、そうではない食べ物についても詳細に語られており、日常生活における実践的な生活医学でもあります。
「いつまでも美しくいたい」、「内面から輝く真のナチュラル美人をめざしたい」と願う女性にとって、嬉しいエッセンスが宝物のように詰まっています。
今回は、そんな女性のための「朝に取り入れたい5つのHappy習慣」、「起床直後」の過ごし方について、ご紹介したいと思います。
朝目覚めたばかりの時は、まだ思考が無防備な状態です。
その状態の時に、楽しいこと、嬉しいことをイメージしたり、 感謝の言葉を思い浮かべたり、笑顔で「おはよう!」と心の中で唱えてみるなど、"Happy & Thank You”を持ち込んでみましょう。
1人の時は、声に出すのもお勧めです。
一種のイメージトレーニングですが、清々しい気持ちで1日をスタートさせる事は、ナチュラル美人の第一歩に繋がります。
それは目覚めた瞬間、布団の中から始まっています。
前日の疲れ、ストレスに満ちた気は、眠っている間の呼吸により、部屋中に広がっています。
フレッシュな朝のみずみずしい外の空気を入れる為に、布団から出たらまず窓を開ける。
そして深呼吸をしてみましょう。
お部屋にもカラダにも、新鮮な風を通してあげましょう。
アーユルヴェーダの古典では「朝、縁起の良いものに触れる」という言葉で表現されているもので、その中では花や宝石なども挙げられています。
五感は直接メンタルに働きかけるものなので、朝起きた時に「何に触れるか」は、確実にその1日を、そして長い目で見るとナチュラルで美しい「自分自身」を作るエッセンスの一つとなります。
あなたの「心地いい」と感じるものを意識して、朝に取り入れてみましょう。
アーユルヴェーダでは、まず起きたら歯を磨き、タングスクレーパーで舌のコケをとります。
その後は、太白ごま油でうがいをします。
ここ1〜2年で話題となった、ココナッツオイルでのオイルプリング。
これは、アーユルヴェーダが元祖の、口の健康法の一つです。
1. 太白ごま油を口に含み、約5分間時々ゆっくり動かす
油を飲み込まないように注意して下さい。
2. 5分位経ったら、新聞紙などに油を吐き出して、ぬるま湯でうがいをする
初めて使う時のみ、太白ごま油は熱処理が必要になります。
小鍋に油を入れて、弱火で120度になるまで熱し(余熱で温度が上がるので、100度位で火を止める)冷めたら煮沸消毒したガラス瓶に入れて、常温保管しておきます。
口臭予防として、口と声の健康を保つのに効果的ですが、ほうれい線など顔のシワや老化の影響を少なくし、若々しさを保つ絶大なサポートもしてくれます。
ナチュラル美人のための、1日5分間の簡単自宅エステです。
最近ではちょっとしたお白湯ブームですが、アーユルヴェーダでは、はるか昔からお白湯の効果がうたわれていました。
お白湯を飲むと、内臓が温まって消化機能や血液循環が良くなり、カラダの内側に溜まっていた未消化物、不要な物が排出されやすくなります。
余計なものがそぎ落とされて、どんどん内側から本来の美しさが輝いてきます。
お白湯は、1日の中でこまめに何度も飲むと良いとされていますが、まずは朝の始まりの一杯から習慣づけましょう。
胃腸に「今日も1日よろしくね」とあいさつをしながら、取り入れてみてはいかがでしょうか。
続けてみることで、少しずつですが、きっとカラダの変化が感じられてくるはずです。
ナチュラル美人の第一歩は、朝の始まりからです。
何かピンと来たものが1つでもあれば、取り入れてみて、楽しみながらご自分を観察してみてくださいね。
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