犬のトイレトレーニング、失敗しても叱るのはNG!ペットのトイレのしつけを成功させる3つのコツ
お家に子犬を迎え入れて、一番初めに「困った」と思うことのひとつに、トイレトレーニングがあります。
ペットショップでは、しつけ済みと言われたとしても、安心はできません。
今回は、「どうして上手くいかないの?」と悩む前に知っておきたい、トイレトレーニングのポイントをお伝えします。
ひと昔前のしつけ本には、「トイレ以外の場所にした場合は、その場所に鼻を押し付けて、”NO!”と叱る」というようなことが、当然のように書かれていました。
しかし、今ではその方法は完全に否定されています。
生理現象である排泄に対して叱ると、イヌは「人間の前で排泄すると叱られる」と理解してしまい、隠れて排泄をするようになります。
その結果、オーナーさんが留守にした時や、お風呂やトイレなどで部屋にいない時に排泄するようになるので、トイレトレーニングのチャンスすら失ってしまうのです。
トイレではない場所で排泄をしても、叱らないでください。
そして、「あっ!」というリアクションもしないように、気を付けましょう。
トイレトレーニングを成功させるポイントとしては、何を置いても「失敗させない」、これに尽きます。
子犬が排泄をするタイミングは結構単純で、大きく分けてこの3つに分けられます。
- 寝起き
- 食後
- 興奮、緊張、運動した後
ですので、このタイミングを逃さずにトイレへ誘導していくことが大切です。
子犬の場合は、おしっこは1日5~6回、うんちは3~4回出るのが平均的です。
体質によっては、もう少し多いことも、少ないこともありますが、合計すると1日に10回程度のトイレトレーニングのチャンスがあるということです。
このチャンスを出来るだけ逃さずに、トイレトレーニングをしましょう。
「タイミングはバッチリ合っているはずなのに、いざトイレへ連れて行くとしない」というのは、よくある話です。
このような場合、実際にご自宅を拝見してみると、人の往来が激しい場所や出入口付近、テレビの横など「人間だったら絶対にトイレを作らない場所」に設置しているケースが多く見られます。
一般的に、自分の寝床の近くは汚したくない犬が多いので、部屋の隅などの彼らがしやすい場所にトイレを設置してあげましょう。
決められた場所へ誘導してあげるトレーニング方法とは別に、イヌの言い分を取り入れてトイレ場所を決める方法もあります。
タイプによって、どちらが向いているか見極めましょう。
イヌは本来、色々な場所で排泄をしたい生き物。
必ず失敗はありますし、トイレを覚えるまでにかかる時間も、イヌそれぞれです。
焦らず、継続していくことと、神経質になりすぎないようにしましょう。
ちょっとした環境設定や誘導の仕方で大きく変わります。
また、体の中に異常があることで、トイレトレーニングが上手くいかない場合もあるので、困ったら早めに専門家に相談してみてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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