童話みたいなイギリスのバラ園♡ロンドンでおすすめのローズ・ガーデンスポット3選

執筆者: Lady Masala
美しいバラを無料で鑑賞♪ ロンドン近郊のローズ・ガーデン

ガーデニング好きの国民として知られるイギリス人は、季節の花で庭を美しく彩るのが上手です。

特に国花であるバラは人気が高く、様々な品種を集めたローズ・ガーデンは、シーズン中には多くの人々でにぎわいます。


今回は、美しいバラを無料で鑑賞することができる、ロンドン近郊のローズ・ガーデンをご紹介します。

イギリスにおけるバラの開花時期
見頃は、6月中旬から7月にかけて

地方やその年の気候によって多少の変動はありますが、バラの開花は、5月末から6月にかけてです。

そして、6月中旬から7月にかけては最盛期を迎え、最も美しい姿を見せてくれます。

 

 

ロンドンでは最大規模!「クィーン・メアリー・ローズ・ガーデン」

ロイヤル・パークの一つ、Regent's Park(リージェント・パーク)内にあるQueen Mary's Rose Garden(クィーン・メアリー・ローズ・ガーデン)は、ロンドン市民に最もよく知られているローズ・ガーデンの一つです。

 


ヴィクトリア女王の孫に当たるジョージ5世の妃、メアリー・オブ・テックにちなんだこのガーデンは、1932年から一般に開放されいます。

 

ここには、様々な品種の約12,000本ものバラが植えられており、ロンドンのローズ・ガーデンとしては最大の規模を誇るのだとか。

「アイスクリーム」や「ラッキー」などの面白い名前の品種もあります。

下町東ロンドンにある「ジェフリー博物館」のガーデン

新進のアーティストたちがアトリエを構え、お洒落でスタイリッシュな街として知られるのは、下町東ロンドン。


庶民的な公営住宅が建ち並ぶ地域の一角に、かつては救貧院(アルムスハウス)であった広々とした建物が見えてきます。

 

規模は小さいけれど、見ごたえアリ

そこは、家具やインテリアの展示で知られるミュージアム、Geffrye Museum(ジェフリー博物館)です。

その敷地内には小ぢんまりとした庭があり、美しいバラが咲き誇ります。

 


レンガを背に咲くのは、かわいいピンクのモス・ローズ。

モス(コケ)に覆われたような蕾や枝が特徴的です。

 

ハーブも楽しめる♪

このガーデンでは、バラの他にも、香り高いハーブの数々も楽しむことができます。

その数は、170種類以上にも及ぶのだとか。

 

お庭は、4月~10月のみ公開

ガーデンは、4月から10月まで開放されています。

 

博物館も入場無料!

博物館にも無料で入場できますので、バラを鑑賞した後には、ぜひとも中の展示も見学してみてください。

まるで絵ハガキのよう!「ハンプトン・コート宮殿」のローズガーデン

ロンドンのWaterloo(ウォータールー)駅から電車で約40分、サリー州にあるHampton Court Palace(ハンプトン・コート宮殿)の裏手には、美しいローズ・ガーデンが広がります。

 

 

ガーデン内には、ゆったりできるベンチもあり

宮殿を背景にして眺めるバラの姿は、まるで絵ハガキのよう。

ガーデン内にはベンチが置いてあるので、バラを愛でながら、ピクニック気分でランチをいただいたり、本を読んだりすることもできます。

 

バラ鑑賞の後は…

バラを鑑賞した後は、宮殿内を見学するか、ロンドン市内よりもゆったりとした空気が流れるテムズ川沿いを散策してみてはいかがでしょうか。


※宮殿を見学するためには、入場料が必要です。

おわりに

今回ご紹介したローズ・ガーデンの他にも、ロンドンでバラを見ることができる場所はたくさんあります。

小ぢんまりとした名もない公園にも、一般家庭の前庭にも、可憐なバラは美しく咲き誇っています。


バラの季節にイギリス、ロンドンを訪れる機会がありましたら、バラを愛でながら歩く、ローズ・ガーデンめぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 
 コラムニスト情報
Lady Masala

旅行とマーケット・蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナー。
コレクションのヴィンテージ食器を眺めている時に幸せを感じます。

ロンドン発 -庶民的生活-
http://workingclass.blog109.fc2.com/

Travel.jp「たびねす」にてガイド記事執筆中
http://guide.travel.co.jp/navigtr/707/