命がけの出産を乗り越えた母親は偉大であり、ろくな睡眠をとれずにお世話にあけくれる大変さも事実です。

ですが、父親にも悩みや苦労はあるのです。

実際に体験できないむなしさや悲しさ、妻から母親へ急変してしまったことへの戸惑い、母親にばかりなつく赤ん坊。

全く違う立場におかれた2人が、完全にお互いを理解することは不可能です。

ですが、「全然分かってない！」と一刀両断してしまっては、なんの解決にもなりません。

2人が思い描いた、家族みんなで生きていく明るい未来を、もう一度思い出してください。

つらい気持ちを共感してもらいたいなら、とことん話し合いましょう。

眠くて仕方がないのなら、多少不慣れであっても、父親に赤ちゃんのお世話をまかせましょう。

核家族化がすすみ、特に都心部では「密室育児」になりがちで、心のはけ口をみつけられない母親が多くいらっしゃいます。

だからこそ、たった一人の旦那様との二人三脚でなければ、可愛い赤ちゃんを育てることは出来ないのです。

お互いが初めての経験をし、相手が相手を「分からない」のは当たり前です。

今勇気を出して話せば、思い描いていた明るい将来は、かならず実現するでしょう。