ハッカ油(ペパーミント)の効果効能!虫除けスプレーや入浴剤におすすめ
ハッカ油(ペパーミント)は虫除けスプレーやゴキブリを寄せ付けない効果、入浴剤として使うとひんやりとした冷感作用があります。
6月20日は「ペパーミントの日」。
ハッカとは英語で言うミントのことで、ハッカの葉から抽出されたものをハッカ油と言います。
最近では、ゴキブリや虫を寄せ付けないために、また暑い夜の入浴剤などで脚光を浴びていますね。
ハッカの防腐効果は素晴らしく、ミイラの下にハッカの葉を敷いて防腐処理を行っていたのではないかと言われるほど。
16世紀以前のヨーロッパでは、ミントの草を部屋の床にばらまく習慣もありました。
宴会の席では食欲増進につながり、寝室ではぐっすり眠るためと、部屋によって目的は異なりますが、同時に除菌や虫除けの効果も狙っていたものと考えられます。
古代より愛されていたハッカ(ペパーミント)には、他にも様々な効能があることが知られています。
ハッカ油に含まれるメントールが優しく胃に働きかけ、胃の動きを活発にする作用があります。
食べ過ぎた…または食欲がない…あるいは二日酔いのムカムカなど、消化不良に効果的です。
差し込むような胃痛の場合には逆効果になることがありますので、使用を控えましょう。
いつもの紅茶に、ミントの葉をほんの少し浮かべるだけで出来上がりです。
香りを楽しみながら、ゆっくりと時間をかけて飲みましょう。
ハッカの殺菌力は、天然由来のものとは思えぬ高い効果が得られます。
有名なところではゴキブリの忌避効果がそうですね。
ゴキブリや虫を寄せ付けないハーブとして、ペパーミント、ベチバー、レモングラス、ラベンダー、ユーカリなどがあります。
ベランダや観葉植物などから沸いてくるコバエを寄せ付けません。
掃除のタオルやコットンに、ハッカ油を一滴染み込ませるのも良いですね。
ウェットティッシュや布にハッカ油をシュッと一吹きして、玩具や台所、ドアノブなど気になる部分を拭き掃除しましょう。
台所の三角コーナーや玄関、トイレ、気になる寝具の臭いなどを撃退します。
臭いの元を取り去りながら、爽やかなハッカの香りが楽しめて一石二鳥です。
ハッカ油に含まれるメンソールは揮発性が高いので、気化熱により肌表面がひんやりします。
ほんの少量お風呂に垂らすだけで、スーッと熱が取れて、清涼感を得られます。
入れ過ぎには注意が必要です。
肌表面が涼しく感じられるだけで、体内の熱を放出しているわけではありません。
冷却作用(肌に触れると冷たいと感じる作用)で体の表面温度を取り払ってくれますが、体の内側は冷えませんので、冷え性の人にも安心です。
ハッカには気持ちを落ち着ける効能があり、精神的な緊張を和らげてくれます。
イライラを沈め、心身をリラックスさせてくれます。
こめかみや首筋に少量塗るとよいでしょう。
体は疲れているのに頭が興奮状態で、寝つきが悪いことはありませんか?
そのような時にも、ハッカ油はその効果を発揮してくれます。
メンソール成分を嗅ぐことで、鼻通りがよくなります。
根本治療にはなりませんが、鼻づまりによる不快感やぼうっとした気分を、一瞬でスッとさせてくれます。
鼻周りの皮膚が荒れている時は、マスクにハッカ油を振り掛けましょう。
スーッとした清涼感が長時間持続し、つらい花粉症症状を軽くしてくれます。
このように、様々な効能にあやかれるハッカ成分を簡単に取り入れることが出来るのが、今回ご紹介したハッカ油です。
薬局などで500円前後とお安く手に入りますので、一家にひとつ置かれてはいかがでしょうか。
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