化粧品やハンドクリームなどでよく目にする「シアバター」。
実はシアバターが万能クリームになることはご存知でしょうか?
シアバターは、西アフリカ原産のシアの実から採れる、植物性のバターです。
とても保湿に優れているので、化粧品のクリームやハンドクリームに保湿剤として使用されることが多いのです。
このシアバター、オーガニックショップや自然派のお店などで「シアバター」単体で売られております。
ラベンダーなどの香りがついているものもありますが、「未精製シアバター」がありましたら、迷わずこちらをお勧めします。
精製前のシアバターはクリーム色やベージュ色をしており、香りもかなり強めです。
未精製バターには、オレイン酸、ステアリン酸、カロチノイド、トコフェロールなどの美容に効果的な成分が精製後より多く含まれており、さらにしっとり効果があります。
※アレルギー性やお肌の弱い方は、精製版をご使用ください。
シアバターはもちろん顔にもOKです。
少し手に取ってから手のひらに伸ばし、温めることで伸びやすくなります。
たくさんつけず、薄く伸ばして使用しましょう。
保湿効果や抗酸化効果により、しわを防ぎ老化を防止する効果があるうえ、肌の細胞を促進しニキビ跡改善やシミ予防などにも効果を発揮します。
シアバターは髪の毛にも使えます。
手に取ると、肌の体温で馴染んできますので、これを伸ばして髪につけます。
少し水を加えて伸ばすか、タオルドライをした後の髪ですと扱いやすくなるでしょう。
シャンプー後、コンディショナーを付ける前にシアバターを付けます。
保湿成分で髪がしっとりしてきますので、そのまま数分間置いてみてください。
その後、コンディショナーと同じ要領で洗い流します。
翌日、髪をとかすときの櫛の滑りがまったく違うことに驚くと思います。
シアバターパックは毎日行っても良いですし、一週間に一度でも効果が期待できることでしょう。
シアバターは自然バターなので、柔らかめのヘアワックスとしても使用できます。
通常のヘアワックスだと髪の毛にダメージを与えがちですが、シアバターですと保湿成分で髪がしっとりしつつ、スタイリングをキープしてくれます。
あまりに多くをつけすぎるとベタベタし、髪がテカってきてしまいますので、分量には注意が必要です。
シアバターはよく伸びるので、少量ずつ手にとって馴染ませてつけていくのが良いかと思います。
ハードタイプのワックスのような効果は期待できませんが、まとめ髪には十分役に立つ上、健康な髪の維持につながります。
かなりひどい唇のガサガサにも効果的です。
入浴中、もしくは入浴後、シアバターを唇に塗り、蒸しタオルかラップで3分ほどパックを行います。
その後は洗い流さずそのままでも構いません。
シアバターには、紫外線吸収剤であるケイ皮酸のエステル成分が含まれています。
強い日焼け止めの効果はありませんが、室内での紫外線対策や、日焼け止め前のボディケアに効果的です。
薄くシアバターを塗った後、通常の日焼け止めを塗るとお肌の保護にもなります。
炎症を鎮めるトリテルペンアルコールやアラントインの効果で、ちょっとした傷や火傷にも効果的です。
患部に塗布すると炎症を抑える上、皮膚の新陳代謝も促進するため傷跡防止・改善にも使われます。
お肌にとことん優しいシアバター。
ホホバオイルとの併用でさらなる保湿、うるるん効果が期待できます。
小さな容器に移し替えて持ち歩くこともできますので、ぜひ活用してみてくださいね。
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