美食の都市ピサ(イタリア)へグルメ観光!食事が美味しいおすすめレストラン5選 (1/2)
街の中心地から、20分程で海にも山にも行けるイタリアの都市、ピサ。
ここには、この好立地を活かした美味しい物が沢山あります。
今回は、ピサの特産品を活かしたお料理が食べられる、お勧めのレストランをご紹介します。
- 希少牛ムッコ・ピサーノ
- 白・黒トリュフ
- オーガニック松の実
- はちみつ
- 山羊のチーズ
- 皮の色が濃いズッキーニ・スクーロ
また、トスカーナ州の50%の収穫量を誇る、20種類もあるさくらんぼ、山麓水の美味しさを活かして作った地ビールや新鮮な魚介など、美味しい特産品は次々と出てきます。
これに、郷土料理と郷土菓子もはずせません。
ピサの貴重な牛を食べられるのは「ピサ牛」の表示のある「ダ・クッチョロ」。
このレストランのお勧めは希少牛「ムッコ・ピサーノ」で、ムッコ・ピサーノの肉を包んだアニェロッティ(パスタ)や、グリルなどがあります。
その特徴は、低脂肪、低カロリーの上質の赤身。
口の中に旨みが広がるBIO(オーガニック)の牛肉です。
5世紀からいる牛が元になり、18世紀に4種類の牛を配合して作られた良いとこ取りの牛。
4種類の中には、トスカーナ州の州牛であるキアーナ牛も入っているのですよ。
500頭しかいない希少牛
ピサの北部を原産に、現在は、北はルッカ県、南はリヴォルノ県の非常に広大な土地の中で、ほぼ野生の状態で飼育されています。
その数、たったの約500頭。
生産効率が良くないため、大量飼育が難しいのです。
その美味しさのあまり、一時絶滅の危機に陥りましたが、ピサ大学の協力も得て持ち直してきました。
一方、ステーキで有名なキアーナ牛は、もともと労働専用に使っていた牛で、今は食用飼育。
トスカーナの、キアーナの谷(Val di Chiana)が名前の由来で、トスカーナ州とウンブリア州が原産の品種です。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナと言う名前のTボーンステーキは、フィレンツェ名物の1つ。
しかし、州の原産牛なので、ピサでもキアーナ牛のステーキが食べられますし、スーパーで普通に売っています。
白雪姫の7人の小人の1人、ドッグ(イタリア語では子犬の意味のクッチョロ)がマークのお店です。
ピサの中心地から30~40分の場所に、毎冬、トリュフ祭りが行われるトリュフの産地があります。
その旬のトリュフ食べられるお店が、ピサの斜塔からすぐ近くにある「ラ・タベルナ・ディ・エンマ」。
他にはない、一工夫されたお料理や手作りのデザートが美味です。
トスカーナ産サラミ(地域によって作り方が異なります)、ムール貝やアサリ、エビなど魚介類がたっぷり入ったパスタ、ポルチーニをのせたカットステーキなど、季節に合わせた素材を食べられます。
写真は、ウサギの白のラグー(ミートソース)バジルソース添えです。
他にも、赤ワインが練りこんだピチ(トスカーナ州のパスタ)のピスタチオ・ソースなど、他店で味わえない一工夫されたメニューが数多くあります。
なお、英語のメニューはありませんが、お店の人が英語で説明してくれますのでご安心を。
ピサの斜塔から徒歩2分の立地。
観光客がたくさん来るイマイチなお店、なんてことはありません。
地元の人からも愛されているのが「オステリア・イン・ドーモ」です。
カジュアルな雰囲気の店内の壁には、ピサの方言が描かれています。
店名の「ドーモ(Domo)」も、教会堂を意味するイタリア語「ドゥオモ(Duomo)」のピサの方言なんですよ。
ここは、魚介のグリルも美味しいのですが、ピサ特産品プレートと呼べる1皿がお勧めです。
それは、タリアータ(カット・ステーキ)。
イタリアは赤身の肉なので、サングエ(レア)で食べるのが一番美味しいですよ。
カット・ステーキといえば、ルッコラとパルミッジャーノ・レッジャーノチーズの薄切りが乗ったものが定番です。
しかし、ここでは、厚切り肉の上に、ペコリーノチーズ、チーズの上には少しハチミツ、そして一番上に松の実。
そう「ペコリーノチーズ」「ハチミツ」「松の実」の全てがピサの特産品です。
普通のお店で食べられない、特別なカット・ステーキが食べられますよ。
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イタリア・ピサ在住。日本で勤務の頃から、イタリアに関わること15年余り。
現在は、フィレンツェの革メーカー、フランチェスコ・リオネッティ社で営業&販売員をしています。
また、イタリアの添乗員資格を取得し「トスカーナ・トリップ」を主宰。トスカーナ州の美味しい&おもしろいもの、穴場をご案内しています。
希少牛・トリュフ・さくらんぼ・魚介の産地、温泉・海など水の町でもあるピサの穴場情報や、元コックの姑の料理などイタリアの日常をブログに書いています。
ブログ「それでもイタリアなワケ New! in トスカーナ」ː http://ameblo.jp/soredemoitalianawake/
HP「トスカーナ・トリップ」ː http://www.toscana-trip.com/
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