手軽な自然療法「お灸」でキレイに健康を

こんにちは、ヨガインストラクター・ダイエットコーチの塩澤マコです。

 

千年以上前から、手軽な自然療法として親しまれてきた「お灸」。

「ちょっと怖い」イメージがありますが、実は高温多湿な環境や、水分をたっぷりと含む食文化を持つ日本人とは相性バツグン。


今回は、女性がキレイに健康になるお灸についてお話します。

 

なぜお灸は体にいいのか?

多くの水分で出来ている人間の体は、どうしても冷えやすい傾向にあります。

水は潤すだけではなく、冷やす性質をもっているからです。

 

体が冷えると…

体が冷えると、血流が悪くなり、そこに日常生活の疲労が重なり、さまざまな不快症状が生じます。
東洋医学では、これらの不快症状を「ツボ」を刺激することで治しています。

 

ツボとツボは、体の中にある「経絡(けいらく)」で繋がっており、体の不調は「ツボ」に痛みや凹みなどを生じさせます。

 

お灸は「熱」を使ってツボを刺激する治療法

お灸に使われるよもぎの熱は、油分や水分を含んだ「湿熱」と呼ばれる熱。 

これは体の内部に深く届く熱なのです。 

 

この熱でツボを温めることで、体の冷えている部分に熱の刺激を伝えることができます。 

お灸を継続することで、冷えにくく免疫力や代謝の高い体になることから、お灸は体のしくみに合った自然療法と言われています。

 

 

日本人にお灸が合うのはナゼ?

もともとは、飛鳥時代に中国から伝わって来たお灸。 

その後何千年もの時を経て、日本人に合った形に進化して来ました。


高温多湿な上に、水で炊いた米を主食に、味噌汁や魚など、水分を多く含む食事。 

日本人の体は自然と冷えやすい体質になりました。

 

その体質改善に効果を上げたのが、湿熱で小さなツボを温めることによって効率よく全身に熱をめぐらせて、体内から不調の改善に効果が得られるお灸だったのです。

 

 

経絡(けいらく)やツボって、何?

東洋医学では、体の中を「気・血(ケツ)・水(スイ)」が循環していると考えられています。

 

これらの通り道が「経絡(けいらく)」。 

目に見える臓器、器官とは違い、骨や神経、筋肉や内臓の「間」を通っています。

 

身体のねじれ、絡まりをほどく

ホースを使って水まきを使っている時、ホースがねじれたり、絡まったりすると、水流が減り、水も勢いよく流れなくなります。

人間の体も同じこと。

ねじれや絡まりがあると「気・血・水」の流れが悪くなり、不快な症状が現れます。


ツボにお灸をすると、経絡の中の流れがスムーズになることで、ねじれや絡まりが直り、体は自然と回復しようと自分で動き始めます。


ツボは、ホースのねじれを取って健康な体を作る治療のポイントなのです。

 

 

代謝アップ・脂肪燃焼にもお灸

肥満には2種類があります。

ぶよぶよ太りの「気虚タイプ」と、がっちりした硬太りの「痰湿タイプ」。 

 

それぞれ「気・血・水」のバランスが崩れていることも肥満の原因です。

お灸をすることで、そのバランスを整えて、基礎代謝を上げることができます。

 

おわりに

昔と違って今は、様々なお灸があります。

 

アロマの香りのするものから、煙の出ないもの、肌の弱い人用やにんにく入りなど、ご自分にあったお灸で楽しみながら体質改善が出来るようになりました。


お灸は薬局、ドラッグストアやネットでも購入が可能です。
自分に合ったお灸を見つけて、楽しみながらキレイで健康な体を手に入れましょう。

このコラムに関するタグ

この記事を書いたコラムニスト

美容 / ダイエット
LATTE BEAUTYに関しての機能要望・ご意見はこちらからどうぞ