市販ヨーグルトの種類&効能を一覧比較!腸内環境を整え、便秘やイライラを解消しよう
こんにちは、管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。
多くの種類が売り出されている、市販ヨーグルト。
今回はそのカロリーや効果を徹底比較してみます。
※栄養情報等は2015年7月現在のものです。
62カロリー。
ブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株の組み合わせ。
ブルガリア菌2038株は10億個以上、サーモフィラス菌は100億個以上含まれている。
- 整腸作用・便秘の改善予防
- 美肌作用
79カロリー。
LG21とは、胃潰瘍や胃がんなどの危険因子の一つとされるピロリ菌に対して強い抗菌作用を持つ乳酸菌。
学名は、『Lactobacillus gasseri OLL2716』。
人体に元々存在するが、食べることで生きたまま胃に到達し胃の粘膜に付着して乳酸を分泌し、ピロリ菌を溶かす。
プロビオとはプロバイオティックスの造語で、抗生物質(アンティバイオティクス)の対比語。
抗生物質と違い、副作用の心配がなく、胃粘膜の荒れも解消。
79カロリー。
ラクトバチルス・ブルガリクスOLL1073R-1。ブルガリア菌に属する株。
免疫力を高める細胞を活性化させる多糖体(EPS:Exopolys-accharide)を多く産出する。
免疫力を高める、インフルエンザ予防。
78カロリー。
ラクトバジルスガッセリーPA-3。プリン体を栄養としているため、プリン体を吸収する。
尿酸値の低下。
63カロリー。
ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の組み合わせ。
ガセリ菌SP株は5億以上、ビフィズス菌SP株は10億以上含まれ、双方生きたまま届く。
ガセリ菌SP株は小腸に多く住み、ビフィズス菌SP株は大腸に多く住む。
SPとは「Snow Probiotics」の略で、旧雪印乳業が発見した菌。
- 整腸作用、免疫力の強化
- 内臓脂肪の減少
- 病原性大腸菌感染リスク低下
92カロリー。
乳酸菌シロタ株は腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らし、腸内環境を改善する力に優れている。
腸内環境改善、免疫力強化、花粉症予防
61カロリー。
ビフィズス菌LKM512LKM512は、胃酸でダメージを受けずに腸まで到達する能力が高く、更に大腸で増殖する。
便秘改善、アトピーの症状緩和
61カロリー。
クレモリス乳酸菌GCL1176株が産出する多糖は、消化酵素によって分解されないので腸まで届きやすい。
免疫力強化、アレルギー症状の緩和、高い整腸作用
71カロリー。
GCL2505株は、健康な大人のおなかから見つかった菌。
元々生息しているため、毎日食べなくても数日は効果持続する。
Bifiはビフィズス菌、Xは未来への期待という意味。
便秘の改善・予防
81カロリー。
ビフィズス菌BE80株は、賞味期限まで菌数がほとんど変わることがない。
便秘の改善・予防 腹部膨張感を軽減
65カロリー。
BB536株は世界初、食品に利用されたビフィズス菌。
- 便秘の改善・予防 免疫力強化
- 花粉症予防 潰瘍性大腸炎の症状抑制
89カロリー。
ラクトフェリン+BB536株+モラック乳酸菌が含まれている。
ラクトフェリンとは母乳に含まれるタンパク質。
ビフィズス菌を増殖させる働きの他、抗ウイルス抗菌作用、貧血の改善、免疫力向上
40カロリー。
ラブレ菌KB290株は京漬物、かぶの一種である「すぐき漬け」から発見された。
植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌よりも腸で生き抜く力が強い。
インターフェロンを生み出す力を強くするため、免疫力の向上に繋がる
30カロリー。
L-92株は加熱殺菌をしても効果が期待できる。
アトピー性皮膚炎の症状緩和 花粉症予防
25カロリー。
プレミアガセリ菌CP2305は腸に馴染む性質を持っているため、腸に定着し、善玉菌を増やす。
腸管からの伝達で中枢神経の機能が調節されるため、脳と腸は相関関係が深い。
善玉菌を増やすことで、脳にも良い影響を与える。
リラックス・安眠作用 整腸作用
40カロリー。
免疫細胞のpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)は、ウイルスを見つけると、自ら率先して攻撃しながら免疫細胞に指令を飛ばし、ウイルスを退治する。
インフルエンザ・ロタウイルス感染症の症状緩和、アンチエイジング、免疫力向上
83カロリー。
KW3110株は、免疫細胞の濃度バランスを整える乳酸菌。
プラズマとは、免疫細胞のpDCのことで、ウイルスを退治する役割を持つ。
アレルギー症状の緩和・花粉症予防
主要なアイテムを挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
ヨーグルトのタイトルに入っている不思議な名称は、菌や細胞の名前だったのですね。
解消したい症状別に食べるヨーグルトを変化させてみてもよいですね。
毎日続けることで、腸内環境の正常化が期待できそうです。
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管理栄養士としてクリニックでのダイエットや腸活アドバイスなど2000人以上の相談業務に携わってまいりました。
アーユルヴェーダセラピスト、風水鑑定士の資格もあり、このコラムでは西洋医学の栄養学だけでなくインド、中国の叡智を取り入れた新しい健康アドバイスをご紹介します。
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