火葬時、棺に写真を入れてもいい?棺に入れるもの・入れてはいけないもの
故人をお見送りする際、ご遺体と一緒に愛用品や日用品などを棺に納めるという習慣があります。
これを「副葬品」と言います。
この習慣は日本独自のものではなく、世界中で昔から行われてきています。
ただし日本の場合は、ご遺体のほとんどは火葬されるため、棺に納めることができる副葬品にはルールがあります。
ペースメーカーが入っている場合は、事前に申告しておきましょう。
原則として上記にあげられているものは、副葬品にすることはできません。
しかし、火葬場によって火葬炉の設備・性能が異なるため、詳細な部分での対応は異なります。
お花も副葬品もほんの少しという火葬場もあれば、果物や書籍は少量であれば許容範囲であったり、または燃えやすいよう形を変えればよいという場合もあります。
これはとても難しい問題です。
「寂しくないように」と、入れてあげたいと思う方も少なくないようです。
もちろん、物質としては紙ですから全く問題ありません。
そのため、縁起でもないと大反対される方も多いのです。
1人でも反対される方がいた場合は、見合わせた方がいいでしょう。
写っていた方に嫌なことがあった場合、棺に写真を入れたためだと言われかねません。
故人も自分の最後の場面で、残された者にわだかまりが残ることは望まないはずです。
どうしても最後のお別れだと思うと、あれもこれも入れてあげたくなるのが人情です。
しかし、ルールは守らなければいけません。
「どうしても好きだった釣竿を入れてあげたい」などの強い要望がある場合は、木製や紙製で作られたレプリカを代わりに納めたり、愛用品の撮影した写真を棺に入れるという方法もあります。
メガネや腕時計などの小物は、遺骨と一緒に骨壺に入れてあげるといいでしょう。
故人のためにも、副葬品は形にこだわりすぎることは止めましょう。
ルールを守りトラブルのない葬儀をして、すっきりと送り出してあげたいものです。
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