夏の星空・天体観測♪「土星・さそり座・天の川・ペルセウス座流星群」の探し方 (2/2)
そして、そのさそり座のしっぽの部分は、天の川の中です。
写真でも、うっすら、もやっとしたものが見えますが、これが天の川です。
天の川は、うっすらとした淡い天体なので、町中ではまず見ることができません。
流れ星以上に、見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
でも、暗い空のところに出向けば、夏の天の川は、白い雲の様に見ることが出来ます。
街明かりの影響がある郊外では、うっすらと、非常に暗い空の下では、天の川を表す英語「Milky Way」というのがしっくりとくるくらい、はっきりと見えてきます。
写真に撮ると、天の川は、とても綺麗に写りますので、ぜひ撮影にも挑戦してみてください。
カメラ三脚さえあれば、固定撮影法で簡単に撮影できます。
毎年、8月11日~14日にかけて、ペルセウス座流星群が活発な活動をみせています。
2014年は、ちょうど満月にあたってしまいましたが、2015年は月も無く、絶好の条件です。
少し、夜更かしした、夜半頃になりますが、ぜひ、空を見上げてみましょう。
流星群は、放射点と呼ばれる1点を中心として、流れ星が流れます。
ペルセウス座流星群は、ペルセウス座のγ(ガンマ)星付近を中心とした流星群です。
観測して流れ星の経路を伸ばしていくと、中心点に集まるのが判りますが、流星群といえども、実際の流れ星は、空のどこにでも出現します。
放射点から離れたところに出る流星の方が、軌跡が長く綺麗に見えますし、必ずしも、放射点を見た方が良いわけではありません。
つまり、見る方向を特に気にする必要はありませんが、強いてあげれば、北の空を見た方が、多くの流れ星を見られるかもしれません。
W字型をした星並びで、有名な「カシオペア座」をご存知の方は多いかと思います。
「ペルセウス座」は、このカシオペア座のお隣の星座ですから、放射点付近で観察したい方は、ぜひカシオペア座を探してみてください。
流れ星は明るいので、町中からも見ることが出来ますが、できれば、やはり、暗い星空の下で見ると、思った以上にたくさんの流れ星を見ることができますよ。
ペルセウス座流星群以外の流星群もたくさん活動しているので、夏の夜空をのんびりと眺めてみてはいかがでしょうか。
田舎への帰省や山や海へのキャンプなど、泊まりがけで出かけた際には、ついでに流れ星や天の川が見えるかどうかチャレンジしてみてください。
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銀河鉄道999や、ボイジャー2号の写真などで、子供の頃から宇宙に興味を持って以来、天文に興味を持ちました。
デジタルカメラのおかげでアマチュアでも、図鑑の様な写真が撮影できる様になり、すっかりとのめり込んでしまいました。
星空の魅力を伝えていければと思って、天体観望会のお手伝いなどもしています。
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