こんにちは、心理カウンセラーの小日向るり子です。

「別れた彼（彼女）が忘れられない。もう一度やり直したい」と思った経験はありませんか？

このタイトルに惹かれてコラムを読んでくださっている方もいると思いますので、読者の方の中には現在進行形でそう思っている人がいるのかもしれませんね。

今回は「復縁を成功させるためのポイント」を心理学的視点から書いてみたいと思います。

まずポイントとしては『別れを告げられた後は、しばらく一切の連絡を絶つこと』これが最も大切です。

別れは突然やってくることも珍しくありません。

昨日まで仲良くしていたのに、ある日突然別れを告げられるという事もあります。

そういった場合などは、特に納得できずに何度も縋ってしまうという言動は、当然のこととして湧き上がる状態です。

しかし、別れたいと思った相手は、少なくとも「今は」あなたの事を恋人として見ることができなくなっている

つまり感情が冷めている状態です。

そこで何度も連絡を入れたりしたらどうでしょうか。

ただ「冷めた」という状態から「鬱陶しい→嫌い」という風に、相手の感情もベクトルはどんどん復縁とは逆向きになってしまいます。

特に相手に他に好きな人ができたという理由で別れを告げられた時は、すでに相手の心は別の人を想っているわけです。

ですので、まずはその人に向けられてしまった愛情を冷まして、それからあなたにもう一度感情を向けてもらうという二段階の作業が必要になってくるため、さらに慎重な行動が必要です。

「やっぱり自分には元彼（元彼女）が必要な存在なんだ」と気付いて貰うためには、完全な空白期間が必要だということを覚えておいてください。

パニックになって「友達でもいいから！」と縋ってしまいたい気持ちをぐっと抑えて、自分自身の心と向き合ってみましょう。

まず、基本的に「想い出は美化されがち」だということを胆に銘じてください。

その上で、「何が原因（きっかけ）で別れを告げられたのか」「逆に自分が相手に対して我慢していたことはなかったか」をノートなどに書き出してみます。

そして次に、以下を冷静に自分に問いかけてください。

• 別れを告げられた原因を自分は治すことができるものなのか
• 自分が我慢していたことがあるとしたら、それは復縁しても我慢できるものなのか

一時の感情で復縁に成功したとしても、別れた原因とそれを乗り越える術がきちんと分析できていなければ、また別れてしまいます。

一般的に男性の方が未練を引きずりやすく、愛が冷めたり他の人と付き合い出したりしても、「元彼女は都合のいい女としてキープしておきたい」という願望を持つ傾向にあります。

女性は「別れても友達で」などと言うのですが、その内情は「都合のいい女」です。

ですので、女性の方は特に、彼とまた連絡を取り合うことによって自分は彼とどういう関係性になりたいのか、というスタンスをきちんと決めましょう。

復縁したいのに、気付いたら「都合のいい女」になっているという可能性も充分にあります。

1度辛い別れを経験し、その後でやっぱりこの人しかいない！と気付いた後の愛は、以前よりお互いにずっと深くなっています。

復縁を望むのであれば、暴走しそうな気持ちを抑えて、冷静にお互いの関係性を見つめる時期が必要だということを忘れないでくださいね。