数年掛けて自然に薄くなっていきます。
また、最適なスキンケアを取り入れた場合でも、人によっては改善に時間を要する(3年以上かかることもある)ため、根気よく続ける必要があります。
- ビタミンC誘導体がメインの化粧水を使用する(イオン導入を併用するとさらに効果的)
- ホームピーリングを取り入れる
- 日焼けをすると、色素沈着を起こして肌に残ってしまうこともあるため、紫外線対策をしっかり施す
- 外出の際に周りの目が気になる場合は、ニキビ用コンシーラーやフェイスパウダーが赤み隠しに有効
原因となっている刺激(叩く・擦るなど)を、速やかにやめるべきです。
また、皮膚というのは、慢性的な刺激を与えると黒ずんでくるため、赤ら顔だけでなくシミ(炎症性色素沈着)の原因にもなります。
- 化粧水などの化粧品は、コットンを使わずに、手で押さえるようにして優しくつける
化粧品成分は、角質層までしか浸透しないものが多く、わざわざ叩いたり擦ったりしなくても、塗布するだけで自然に角質層に浸透します
- 摩擦を加えた強引なマッサージは控える
顔の筋肉(表情筋)のみに働きかけるソフトマッサージなら、美肌に効果的です。
肌荒れ・ニキビ・痒み・湿疹などが現れやすい敏感肌の人達の約半数は、肌の赤み(赤い色むら・頬の赤み・小鼻周りの赤み・毛穴の赤みが目立つなど)に関する悩みを抱えていることが、資生堂の調査研究によって明らかになりました。
※25~34歳では56%、35~45歳では46%もの人が実感
機器を用いた肌の測定においても、健康肌と比べて炎症や血流量が多いため、敏感肌の色みが「赤い」ということが、科学的に証明されました。
また、敏感肌は健康肌と比べて、バリア機能(水分の蒸散を防ぐ能力)が低下して、肌が乾燥しやすいこともわかりました。
皮膚は、トラブルや炎症などが起こると、早く治そうとして毛細血管を拡張させますが、治癒すると毛細血管は収縮して正常に戻ります。
しかし、毛細血管の拡張が常態化の場合は、バリア機能の低下により炎症と回復が繰り返されて毛細血管の拡張が常態化してしまい、なかなか赤みが減退しないというわけです。
さらに、肌の赤みは、見た目の美しさや皮膚の水分保持を妨げるだけでなく、メラニンの生成が活発になってシミができやすくなったり、毛穴周りの毛細血管が透けて見えて毛穴が目立つといった複数のトラブルを誘発することも明らかになりました。
現状、赤ら顔は、根本的な改善が難しいと言われていますので、いかに抑制できるか、いかに目立たなくするかを重点にしたケアが大切です。
このコラムが、赤ら顔に悩む人のお役に立てれば幸いです。
<引用・参考>
株式会社資生堂
資生堂の敏感肌研究 04 新事実 敏感肌特有の「肌の赤み」とくり返す肌トラブルの関係
http://www.shiseido.co.jp/dp/kenkyu/kenkyu04n.html
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スキンケアカウンセラー 松原 好克
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